カラス・ハトによる被害について
よくある質問
Q.カラスが集団で群れていてこわい。
A.生ゴミやペット用フードの放置が主な原因です。カラスは群れて餌を食べたり、非繁殖期には群れてねぐらを作る習性があります。しかし、人を襲うために群れることはありません。カラスが集まっている場所の管理者へご相談ください。
| 被害のある場所 | 問合せ先 |
|---|---|
| 公園 |
都市四課等 |
| 電柱・送電線 |
関西電力送配電へご連絡ください。 |
| 学校敷地内の樹木 |
各学校 |
| 公共施設 |
施設の管理者 |
| 民有地 |
敷地の所有者または管理者 |
Q.カラスの巣があることで、威嚇・攻撃を受ける。
A.カラスの行動は、近くにある巣や卵、ヒナを守るためのものです。巣のある場所(樹木、電柱など)には近づかないようにし、通行する場合は追い払おうとせず、素早く通り過ぎるようにしましょう。また、カラスは背後から攻撃してくるため、親ガラスに背中を向けずに頭部を帽子や傘で守りましょう。
※人通りが多いなど迂回することが難しい場合は、管理者に被害状況を説明して、巣の撤去を依頼してください。
Q.巣や卵、ヒナを撤去したい。
A.鳥獣保護管理法に基づく捕獲許可が必要です。迷惑だからといって、卵やヒナを許可なく捕獲したり処分したりすることは禁じられています。
捕獲許可の申請方法については、下記ページをご確認ください。
※卵やヒナがない巣を撤去する場合、捕獲許可は不要です。
また、自分で除去できない場合は専門業者にご相談ください。
公益社団法人大阪府ペストコントロール協会(外部サイト)(有料 個人負担)
- 連絡先:06-6942-1891
- 依頼費用については自己負担となります。各業者に直接ご確認ください。
- 依頼する場合は、敷地の所有者または管理者が自らの責任で行ってください。
Q.飛べない野鳥のヒナが地面に落ちている。
A.ヒナが羽ばたきの練習をしている可能性があります。うまく飛べずに落ちたり、時には歩いている場合でも、親鳥が近くからヒナを見守っているかもしれません。人がそばにいると親鳥がヒナに近づけないため、静かにその場を離れましょう。車やネコが心配なときは、近くの枝などにとまらせてあげてください。
Q.ケガした野鳥を助けてあげたい。
A.野鳥の種類によっては、条件付きで大阪府が紹介する動物病院で治療していただける場合があります。
野生鳥獣救護ドクター制度(外部サイト)
農林水産業被害や生活環境被害の原因となっているものは救護制度の対象外となります。そのまま見守るか、草むらなど緑の多いところへそっと放してあげてください。
Q.道路に野鳥の死体がある。
野生鳥獣の死体を発見した場合は、環境事業課へご連絡ください。
臨時ごみ受付センター:072-868-5374
※保健所では動物の死体の引き取りは行っておりません。
なお、細菌や寄生虫を保持しているおそれがありますので、使い捨てのビニール手袋やマスクなどを着用するなどし、野鳥や糞には直接触れないよう注意してください。
Q.ハトへのエサやりをやめさせてほしい。
エサやり行為が長期間繰り返されることで、ハトが繁殖し、ハトの集まる場所が汚れます。多くの方に著しく支障が生じる場合、餌を与える人に、問題点を理解してもらうよう働きかける必要があります。エサやりが行われている場所の管理者または自治会などへご相談ください。
野鳥にエサを与えないで(屋外にペットのエサを放置しない)
寝屋川市には、カラスやハトをはじめとした多くの野鳥が生息しています。これらの野鳥は行動範囲が人間の生活圏と重なることもありますが、本来は自然の中で自分でエサをとって生活しています。人がエサをやりをすることで住宅地にたんさん集まってしまいトラブルの原因になります。絶対にエサを与えないでください。飼っているペットへのエサも、食べ終わったらすみやかに片付けましょう。
人が与えたエサに頼るようになると「自然の中で生きる力が弱まる」「交通事故に合いやすくなる」「栄養状態が良くなり年に何度も繁殖してしまう」など、野鳥にとっても不幸な結果を招く原因になります。
また、フンや羽毛による汚れは建物や周辺環境の被害に留まりません。悪臭、アレルギー・ぜん息・皮膚炎など人への健康被害を引き起こす可能性があります。
※カラスやハトなどについて、市で相談には応じていますが、捕獲等は行っておりません。
カラスについて

特徴と習性
- 大変賢く用心深い性格をしています。
- 雑食性で、生ごみも食べます。
- 繁殖期(主に3~7月)には、街路樹や鉄塔などに巣を作ります。
- ヒナが巣立った後(8~2月)は、郊外の緑地等に集団でねぐらを作ります。
カラスが増える原因
栄養価の高い生ゴミが大量に放置されていると、繁殖率が高まり、大量の雛が成体に育ちます。
カラスの個体数は主に環境(食物、営巣場所、巣材等)により決まります。カラスを捕獲しても食物の量が多ければ別の個体が他の場所から移動してきてしまうので、捕獲で個体数を減らすことは非常に困難です。
カラス対策について
カラスを含めた全ての野生鳥獣は、鳥獣保護管理法により許可なく捕獲できません。そのため、ごみ出しのマナーが守られないことでカラスが集まっている場合や、怖い、うるさいという理由では駆除することはできません。
また、一部地域や住民で対策を行っても、エサ(ごみを含む)がある限り、別のカラスが集まってきます。
ごみ出しのマナーを地域全体で守ることが根本的な対策となります。
ハトについて

特徴と習性
- 群れで行動します。
- 基本的には草食性(種子、穀物、果実等植物性の木の実など)ですが、昆虫(ミミズ)なども食べる雑食です。
- 繁殖期は1年中で、年に数回産卵します(通常、産卵数は2個)。
- 孵化から巣立ちまでの期間は約30日から40日程度です。
寄せ付けない工夫
雨のかからないベランダやエアコン室外機の周辺は、ハトがよく巣を作る場所です。
〇不要物の撤去
使わない家具やタイヤなどを置いておくのはやめましょう。
〇人の気配を感じさせる
ベランダや庭へ頻繁に出入りし、人間がいることをアピールしましょう。
〇清潔にする
フンを放置していると、ハトは安全な場所と認識し、巣作りができると認識してしまいます。清潔さを保ちましょう。
※ハトのふんの掃除方法
手袋やマスクをつけ、水で洗い流しましょう。洗い流せない場合でも、まずは飛散しないよう水でしっかり濡らし、それから片付けるようにしてください。
《その他》
〇ハトがとまりやすい所にテグスを張ったり、ハト除け器具(とげ状のプラスチックなど)を設置する
ハト除け器具はホームセンターなどで購入できます。ハトは、止まる前に危険を感知して避けるので傷をつける恐れはありません。
〇夜、ライトを当ててびっくりさせる
〇木酢液(肥料の一種で炭を液状化したもの)を雑巾や古タオルに浸し、巣を作りそうな場所に置いておく
臭いのきついものや動物忌避剤(ホームセンター等で販売)を置くことで一定の効果が見込まれます。
〇バラを植える
ハトはバラのにおいを嫌がります。また、ローズゼラニウムなどのハーブも嫌う傾向にあります。
巣をつくられてしまったら
〇巣の中にヒナや卵がある場合
勝手に巣を撤去したり、移動させることはできません。ヒナが巣立ってから巣を取り除いてください。卵は約16日から18日でかえり、ヒナは約30日で巣立ちます。
ヒナが巣から落ちた場合は、何もせずそのままにしておいてください。親鳥が近くにいるため、触らないようにしましょう。
〇巣の中にヒナや卵がない場合
空っぽの巣であれば撤去することができます。撤去した巣はごみとして処分してください。巣の撤去は、原則としてその敷地の管理者が行います。
更新日:2025年10月16日