麻しん、風しんについて

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麻しん(はしか)

麻しんウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路で感染し、感染力が非常に強い感染症です。麻しんに対して免疫を持たない人が感染した場合、ほぼ100パーセントの人が発生するとも言われています。

麻しん(はしか)の流行に注意してください

令和6年に入り、3月8日時点で大阪府内において複数の麻しんの発生が報告されています。

詳しくは下記、大阪府ホームページをご覧ください。

・3月1日 報道提供

・3月7日 報道提供

麻しん患者と接触があった場合や、発しんや発熱などの麻しんの症状が疑われる場合は、事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝え、医療機関の指示に従ってください。受診の際は、必ずマスクを着用し、公共交通機関の利用はできるだけ控えましょう。(他の方への二次感染を防止するためです。)

感染経路

空気感染、飛沫感染(咳、くしゃみ)、接触感染

潜伏期間

約10日~12日(最大3週間)

主な症状

発熱、全身性発しん、咳・鼻水・目の充血などの粘膜症状

治療方法

治療薬はなく症状をやわらげる治療が行われます。

予防方法

予防接種

定期接種対象者

  • 1期 1歳から2歳に至るまでの乳幼児
  • 2期 小学校就学前の1年間の児童

海外渡航される皆様へ

近年では、海外旅行から帰国して麻しん(はしか)を発症した方を発端とした集団感染が起こっています。
潜伏期間が1週間から2週間ありますので、帰国後発症することがあります。
麻しんの予防には、予防接種が有効です。麻しん(はしか)の罹患歴や予防接種歴が明らかでなければ、渡航前に予防接種を検討しましょう。

また、海外で感染症にかからないようにするために、感染症に対する正しい知識と予防に関する方法を身に付けましょう。

風しん

風しんウイルスの飛沫感染(咳、くしゃみ)によって生じる急性の発しん性感染症です。免疫のない妊婦が妊娠中(特に妊娠初期)に風しんに感染すると、おなかの中の赤ちゃんが先天性風しん症候群(CRS)(注釈)という病気にかかって生まれてくることがあります。

(注釈)先天性風しん症候群(CRS)とは

生まれてくる赤ちゃんの耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなどの症状が主な症状です。

感染経路

飛沫感染(咳・くしゃみ)、接触感染

潜伏期間

約16日から18日(最大3週間)

主な症状

発熱、発しん、リンパ節の腫れ

治療方法

治療薬はなく、症状をやわらげる治療が行われます。

予防方法

予防接種

まずは自分の抗体価を知りましょう

妊娠を希望する女性や配偶者、妊娠している女性の配偶者で風しんワクチンを受けているか不明な人、風しんにかかったことが確実でない人は、まず自分の風しん抗体価を検査し、抗体が十分でない人は早めに予防接種を受けましょう。

寝屋川市では風しん抗体価検査を実施しています。

この記事に関するお問い合わせ先

保健予防課(感染症担当)
〒572-0838
大阪府寝屋川市八坂町28番3号(寝屋川市保健所)
電話:072-829-7773
ファックス:072⁻829⁻1247​​​​​​​
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更新日:2024年03月08日