密集住宅地区における取組
老朽化した木造建築物が密集し、かつ道路、公園などの公共施設が十分に整備されていないため、火災、地震が発生した際に延焼防止、避難に必要な機能が確保されていない密集住宅地区で、快適な住環境の整備と防災性の向上を図るために、「密集住宅地区整備要綱」(旧:過密住宅地区整備要綱)を昭和59年4月1日に制定しました。
平成24年10月に、国土交通省より「地震時等に著しく危険な密集市街地」として重点的な改善が必要とされたことから、より一層、密集住宅地区を解消するための取組を図り、大阪府が平成26年3月に策定(平成30年3月に改定)した「大阪府密集市街地整備方針」に基づいた事業計画として「整備アクションプログラム」を策定し、道路等の改善、地区内の不燃化促進等の取組を行っています。
概要
パンフレット
密集住宅地区における取組をまとめたパンフレットです。
(令和3年8月より新パンフレットを掲載)
「住みよい・安全なまちづくりに向けて」 (PDFファイル: 14.7MB)
寝屋川市の密集住宅地区
香里地区、池田・大利地区、萱島東地区の3地区が指定されています。
老朽建築物等の除却・建替等に対する助成制度のご案内
土地・建物所有者や事業者の方向けに、密集住宅地区内の老朽建築物等を除却・建替等される場合に活用できる助成制度をご案内します。
寝屋川市の主な取組
主要生活道路の整備
消防車などの緊急車両の進入や地区内の通行を円滑にするための主要な道路を主要生活道路として指定し、幅員6.7メートルを標準として、沿道の建物が建替えられる際に、土地所有者の方のご協力を頂きながら、順次整備を進めています。
老朽化した建築物等の除却の促進
老朽化した建築物等の除却を促進するため、建物所有者へ除却費等の補助を行っています。
(令和3年度より戸建住宅やそのほかの建築物等も対象となりました。)
地区計画による不燃化の促進
防災街区整備地区計画を指定し、建築物の建替時に耐火建築物または準耐火建築物としていただくことにより、地区内の不燃化の促進を図っています。
木造集合住宅の建替の促進
老朽化した木造集合住宅の共同建替等を促進し、あわせて道路の整備、広場の確保を図るため、一定の要件を満たす良好な建替に補助金を交付しています。


公益財団法人大阪府都市整備推進センターと連携した取組
公益財団法人大阪府都市整備推進センターと連携し、老朽化した木造集合住宅の所有者の方からの建替相談をお受けし、建替計画の提案等をしています。
また、売却と除却を考えている所有者の方へは、売却にかかる費用等の補助をしています。
都市計画道路対馬江大利線の整備
都市計画道路対馬江大利線は、延焼遮断帯としての整備効果が高く、整備に併せた用途地域の変更や地籍調査の実施による沿道開発の促進が、まちの不燃化にも効果があることから、府市連携で道路整備を進めています。
寝屋川市駅西地区まちづくり勉強会
寝屋川市駅西地区において、大利商店街振興組合や東大利町自治会等を中心に、地元住民主導のまちづくりを行うべく2016年に発足した勉強会です。
公園、広場、緑地の整備
木造集合住宅の建替等にあわせて、公園、広場、緑地の整備を図っています。
地域防災力向上のための取組
地域防災力向上のために、大阪府、摂南大学、枚方寝屋川消防組合等と連携した取組を行っています。
「ご確認ください、あなたがお住まいの地域のこと」(啓発チラシ) (PDFファイル: 1.2MB)
寝屋川市萱島桜園町地区防災街区整備事業の実施
寝屋川市、大阪府、大阪府住宅供給公社及び財団法人大阪府都市整備推進センターの連携により、防災性と住環境の向上に主眼をおいたまちづくり事業を実施しました。
権利変換による土地、建物の共同化を基本としつつ、必要に応じて個別の土地への権利変換を認める柔軟な事業手法を用いながら、老朽化した建築物を除去し、防災性能を備えた建築物及び公共施設の整備を行いました。
寝屋川市が老朽木造集合住宅の買収及び除却、道路等の公共施設の整備、建替事業への補助(調査、設計費等)等を行い、大阪府住宅供給公社が事業用地の先行所得等を行いました。
寝屋川市萱島桜園町地区防災街区整備事業 (PDFファイル: 179.3KB)
要綱・計画等
要綱
計画
まちづくり協議会
密集住宅地区における快適な住環境の整備を図るため、住民自ら住み良いまちづくりを推進することを目的として、萱島東、池田・大利、香里の3地区で懇談会を組織しています。
関係団体等
この記事に関するお問い合わせ先
都市三課
〒572-8555
大阪府寝屋川市本町1番1号(市役所本館3階)
電話:072-825-2266
ファックス:072-825-2618
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更新日:2021年07月01日