太秦高塚古墳(うずまさたかつかこふん)

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太秦高塚古墳を道路側から撮影した写真

[所在地] 寝屋川市太秦高塚町358番地他

太秦高塚古墳は、秦・太秦の丘陵上に所在する太秦古墳群で、唯一現存する古墳です。
2001年(平成13年)の発掘調査によって、古墳の形状や保存状況がわかりました。
古墳は、全長39メートル、円丘部の直径37メートル、高さ7メートルで、2段に築かれているこどがわかりました。
1段目の平坦部(テラス)には、円筒埴輪列が巡っていることが確認されました。
また、古墳の周りには、幅約7.5メートル、深さ2メートルの濠が残っていました。

北西側には、「造出(つくりだし)」と呼ばれるまつりを行ったと考えられている区画が墳丘に付いていることがわかり、ここから人物・水鳥・鶏・家・盾・衣蓋などの形をした埴輪や土器が集中して見つかりました。

古墳の頂上は盛土が大きく流出して大きく変化していましたが、東側で主体部の一部が残っており、 南側より短甲(よろい) ・鉄鏃(やじり)・鉄斧(おの)・鐙(あぶみ:馬具で足をかける道具)などの副葬品の鉄器がまとまって出土しました。
墳頂部の大きさから西側にも主体部があったと思われます。

太秦高塚古墳周辺の地図

出土した埴輪や土器などから、太秦高塚古墳は5世紀の後半に築かれたと考えられます。

2001年度(平成13年度)に市制施行50周年記念事業として復元整備を行い、2002年(平成14年)4月1日に「太秦高塚古墳公園」として開園しました。

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更新日:2021年07月01日