大念寺十三仏板碑<だいねんじじゅうさんぶついたひ>(小)
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大念寺十三仏板碑(小)写真 大念寺の境内の墓地には大小2基の十三仏板碑があります。
向かって右側(南側)のものは、舟形の花崗岩(かこうがん)製ですが、粗質な石材のため風化がいちじるしく、頂部が欠損しています。
残っている部分の高さは90センチメートル、厚さ16センチメートルで、塔身部は上部の最大幅が45センチメートル、下部の幅が38センチメートル、下部がややすぼまった形状です。上部は前にそり出しています。
十三仏は、半肉彫りの像容が下部から3・3・3・3・1に配置されていますが、風化がいちじるしく像容ははっきりしていません。頂部が欠損しているため天蓋部分の有無についても不明です。
下部には11行の銘文が刻まれています。
中央に「□□衆廿人」とあり、左右に五行ずつ2段に20人の法名が刻まれているようです。
像容の左側には「慶長十四年己酉(1609年)十月十五日」と造立年月日が刻まれていて、左側の十三仏板碑より古いことが分かります。
像容の右側にも銘文が刻まれていたかどうかは、現状では分かりません。
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更新日:2021年07月01日