高宮八丁遺跡出土櫂(たかみやはっちょういせきしゅつどかい)
ページID: 3125
- 【出土場所】
高宮 - 【保存場所】
埋蔵文化財資料館
(寝屋川市打上宮前町3-1中1番館1階)
櫂は長さ173.1センチメートル 、柄の直径4センチメートルの木製品で、弥生時代の遺品です。1986年 (昭和61年)に初町の高宮八丁遺跡から出土しました。
小型の丸木舟をこぐために使われたものと考えられます。
櫂の両端に水かきがある形は類例が少なくめずらしいものです。
出土遺跡周辺の旧地形を復元すると、南側には古代河内潟(湖)が広がり、漁労や物資の運搬に舟が活躍していたと推察されます。
この櫂は、弥生時代の漁労道具や遺跡のようす、住んでいた人々の生活を考えるうえで貴重な資料です。
問合先
文化スポーツ室 電話:072-824-1181(代表)
更新日:2021年07月01日