明光寺十三仏板碑(みょうこうじ じゅうさんぶついたび)
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[所在地] 寝屋川市打上元町31番6号
板碑は高さ120センチメートル 、最大幅65センチメートル、厚さ28センチメートルで、花崗岩製の遺品です。
板碑に刻まれている十三の仏は、初七日から三十三回忌にいたる13回の供養・仏事をつかさどる仏(如来・菩薩)で、亡くなった人の冥福を祈る追善だけでなく、生きている自分自身の法要を生前におさめる「逆修」という文字が刻まれています。
極楽浄土信仰と地蔵十王信仰が結びついた室町時代以降の遺品で、近畿地方のなかでもおもに生駒山麓の付近でみられます。
弘治三年(1557年)の銘があり、当時の世相と市の歴史的な特色をよく反映したものといえます。
同じ明光寺内にある古墳の石棺を利用してつくられた石碑「雷神石」にも同年の銘があります。
明光寺の十三仏板碑は、江戸時代の『河内名所図会(かわち めいしょ ずえ)』に「境内に十三仏の石塔あり」と紹介されています。
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更新日:2021年07月01日