明光寺雷神石(みょうこうじらいじんせき)

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石棺を再利用して作られた縦長の碑の写真

[所在地] 寝屋川市打上元町31番6号

雷神石は高さ135センチメートル 、幅75センチメートル、厚さ42センチメートルで、凝灰岩製の遺品です。

碑の前面には、上部に右から左へ「天照山(てんしょうざん)」、 中央に「天下和順日月清明(てんか わじゅん にちげつ せいめい)」、 右列に「檀主安全子孫繁(だんしゅ あんぜん しそんはん)」、 左列に「伽藍常栄興仏法(がらん じょうえい こうぶっぽう)」、 右側面に「弘治三丁巳九月吉日 可信(こうじさん ひのとへび くがつ きちじつ かしん)」と彫られています。弘治三年は1557年になります。

この碑は、江戸時代の『河内名所図会(かわち めいしょ ずえ)』の明光寺の項に「一ケの奇石あり」と紹介されていますが、その名の由来は不明です。

明光寺雷神石周辺の地図

形状、材質から石棺を再利用したもので、裏面に加工された形跡がないことから、家形石棺の身の部分と考えられています。

かつて、明光寺のある打上周辺は「八十塚(やそつか)」といわれ、多くの古墳がありました。 この石棺もこれらの古墳の中に納められていたものと考えられます。

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更新日:2021年07月01日