寝屋川市就学前教育・保育プログラム

本市のすべての子どもたちが、寝屋川教育で掲げる「考える力を身につけたたくましく生き抜く子」に育っていくことを目指して、「就学前教育・保育プログラム（ねやっCo－エージェンシー・プログラム）」を作成しました。

このプログラムでは、子どもたち一人ひとりの個性を尊重するという共通認識のもと、0歳から15歳までの15年一貫教育・保育により、自分で考え自分で判断できる、自立した人間への成長を支え、在籍する施設等にかかわらず、多様な活動を楽しみ、達成感を味わいながら、小学校以降の「主体的・対話的で深い学び」につながる基礎を培うことを目指しています。

それぞれの施設の特長や取り組みを尊重するとともに、これまでの取り組みを基本としながらも、「エージェンシー」をより意識して一人ひとりに寄り添い対話し、その子どもの「今」の状況を把握し、教員・保育者が読み取った姿や気持ちを踏まえてクラス全体の指導計画を見直すことなどを繰り返し、子どもたちの育ちにつなげていきます。

子どもたちがそれぞれの年齢や発達過程に合わせて「人と対話する」こと、そして、教員・保育者が対話を通じて子どもたち一人ひとりの興味関心を知るとともに、子どもたちの「エージェンシー」が発揮されるよう対話や働きかけを行うこと、そうした様々な体験・経験をこれまで以上にたくさんできるよう、市内の就学前施設における“エージェンシー型”の実践、そして、就学前教育・保育の環境の充実につながる取組を促進します。

※「エージェンシー」（agency）とは「主体性・当事者性」とされており、OECD（経済協力開発機構）では「目標を設定し、ふりかえり、責任を持って（主体的に）行為することによって変化を起こす力」と定義されています。本プログラムでは、「他者に関わりながら、自ら考え、主体性、自主性を持って行動できること、また、自分でできることや年齢に応じて自立している状態」であることを表します。