被災地の状況ー寝屋川市派遣職員による現地リポートー
本年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災地に対し、寝屋川市から職員を派遣しているため、現地の情報をお知らせします。
寝屋川市が被災した場合の対応策として、市民の方々が今後に活かせるためにも、随時情報を更新します。
避難所の避難所運営班より(3月7日報告)
輪島市内の避難所(輪島中学校)にて、副班長、衛生班の業務に従事しました。
副班長は避難者からの質問や意見の対応や避難所代表者の班長の補佐等避難所業務全般を行いました。
避難所(輪島中学校)の現状です
避難当初は迅速に設営できるテントでしたが、特に寒さが厳しい能登半島では、より保温性が高いダンボールハウスに変更されております。

ダンボールハウスの中には、高齢者も寝起きしやすいよう、ダンボールベッドも設置してあります。

自衛隊による仮設のお風呂です。中は広く、最初に待合室があり、男風呂、女風呂(それぞれに脱衣所あり)があります。

こちらは脱衣所で、鏡やドライヤーもあります。

広々した浴槽です。

シャワーがあり、シャンプー、リンス、ボディーソープも揃っております。

こちらは輪島市で一番の被害があった朝市です。未だに復旧はされておりません。


避難所の避難所運営班より(2月20日報告)
輪島市内の避難所(輪島中学校)にて、衛生班、療養班の業務に従事しました。
衛生班の役割は、断水により水が使用不可能なトイレのゴミ処理、トイレ内の衛生環境の維持管理を行いました。
療養班の役割は、コロナやインフルエンザ、腸炎等の感染症拡大を防止するため、感染症患者または、その疑いのある方と一般避難者を隔離して、食事等の支援を行いました。
〇輪島中学校の様子です
輪島中学校の駐車場。元は平らだった駐車場も地割れにより、傾斜ができていました。

輪島中学校のグランドです。液状化、地割れ等で陥没していました。
〇 輪島市街地の様子
避難所等において避難している方は未だ多く、水道を含むインフラの復旧を含め、復興には時間がかかりそうでした。
公衆衛生チームより(2月7日報告)
各市を管轄するDHEATの指揮下の元、自治体より派遣された公衆衛生チームが活動
DHEAT:災害時健康危機管理支援チーム
⇒被災自治体を支援
公衆衛生(保健師)チーム
⇒直接の市民対応

自宅避難をしている独居の後期高齢者など、要支援者を訪問し、安否確認・健康相談を行いました。
その際、対象者が金沢市等に避難していることもあったため、地域のキーパーソンへの事前聞き取りが有効でした。
現地で活動する中で、時々刻々と変化する被災地状況に合わせて、やるべきことを考えて対応することが重要であると感じました。
避難所の避難所運営班より(寝屋川市第1陣)(1月24日報告)
〇輪島市内の被災状況です。
輪島市内は火災による被害が多く、焼失しています。
また、5階建以上のビルが倒壊しています。



○避難所(輪島中学校)の現状です。
テントを活用して、プライバシーの確保と感染症対策を講じるとともに、避難者の通路を確保しております。


※本市では、1人~2人用テントを約2,000張、ファミリーテント約400張を避難所(小中学校36か所及び6コミュニティセンター)に配備しています。
○トイレは未だに断水しているため、便器にビニール袋を設置し、凝固剤で固めた上で処理しています。


○スマートフォン・携帯の充電場所や、電話、公共Wi-Fiを整備。
※避難所に電気は通っていますが、スマホ等一部通信会社の通信が困難な状況です。


この記事に関するお問い合わせ先
防災課
〒572-8555
大阪府寝屋川市本町1番1号(市役所本館3階)
電話:072-825-2194
ファックス:072-825-2633
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更新日:2024年03月07日