ハチについて

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はじめに

ハチは春先から秋にかけて活動する昆虫です。スズメバチをはじめ、ハチは「害虫」と思われがちですが、草木を食い荒らす虫を捕食するなど「益虫」の面もあります。

日常生活に著しい障害が発生している場合に限り駆除もやむを得ないと考え、むやみに駆除することは避けましょう。

業者のご紹介は下記の団体で行っております。
一般社団法人 大阪府ペストコントロール協会 06-6942-1891

※駆除する場合は、土地の所有者又は管理者が自らの責任で行ってください。

※駆除費用については自己負担となります。費用については、各業者に直接ご確認ください。

寝屋川市が管理する公園や道路などに巣がある場合は、それぞれの管理担当部署にお問い合わせください。

「スズメバチの巣」駆除事業はじめました

スズメバチは他のハチと比べて攻撃性が高いため、不用意に巣を刺激した場合、大きな被害を受けることがあります。

寝屋川市は、スズメバチの刺咬被害を未然に防止するとともに市民の安心安全な生活を守るため、市の負担によるスズメバチ営巣駆除を令和6年度から始めました。

夏~秋頃にかけて、さらにスズメバチが攻撃的で危険になっていきますが、寝屋川市は全力で未然防止に努めていきます。

※すべてのハチの巣が駆除対象となるわけではありません。駆除の対象となる要件を事前に申請ページからご確認ください。

ハチの種類と特徴

スズメバチ

スズメバチ

体 長

約20~40ミリメートルとハチの中でも大型
性 格 巣に近寄るだけで攻撃を仕掛けてくることがあるほど非常に攻撃的
特 徴 体は黄色と黒色で、ずんどう体型。直線的に飛ぶ。
スズメバチの巣
巣について

4月~11月頃にかけて、マーブル模様の丸い巣(出入口は1つ)を作ります。

巣は底木の枝に作ることが多く、人家の生垣や庭木、軒先にも作ることがあります。

スズメバチの巣は、1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。

アシナガバチ

アシナガバチ
体 長 約20~26ミリメートルほど
性 格

基本的におとなしく、巣を刺激しなければ人を攻撃することはない。

農作物や庭木に付く毛虫やイモムシを食べたり、花粉を媒介するなど、益虫としての面もある。

特 徴

体は全体的に細身。長めの後足をだらりと下げてゆるやかに飛ぶ。 

アシナガバチの巣
巣について

4月~10月頃にかけて、家の軒先、植え込みなどに、蓮の実のような形の巣を作ります。

アシナガバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。

ミツバチ

ミツバチ
体 長 12ミリメートル前後と小型
性 格

花粉や蜜をエサとし、おとなしい。

むやみに人を刺すことはなく、一度刺したハチは針が抜けてしまい死んでしまう。

特 徴 春になると、新しい女王バチの誕生に合わせて巣分かれ(分蜂)をする。このとき、ミツバチの大群が軒下や木の枝などに黒いかたまりとなって目撃されるが、一時的な休息の場合もあり、数時間から数日程度で移動する。
ミツバチの巣
巣について

天井裏や床下といった閉鎖空間に作ることが多く、平らな板が垂れ下がった形をしています。巣の規模が大きくなると板の枚数が増え、場合によっては10枚以上になることもあります。

ミツバチは何年も同じ巣で生活するため、巣が大型化することもあり、日常生活に支障のある場所に巣が出来た場合は注意が必要です。

ハチの巣が作られる前に

スズメバチやアシナガバチの場合、春先になると越冬した女王蜂が一匹で巣作りを開始します。

ハチの種によっても異なりますが、軒下やベランダ、天井裏等さまざまな場所に巣をつくります。

ハチが巣を作りそうな場所に事前に殺虫剤をかけておくことで、巣を作らせないための予防になります。

4~5月は女王蜂が一匹で巣作りをするので、日常的に住宅周りを点検し、巣が大きくなる前に駆除を行いましょう。

スズメバチの巣 初期

スズメバチの巣(初期)

アシナガバチの巣 初期

アシナガバチの巣(初期)

ハチの巣の駆除方法

ハチの巣の駆除は、ハチの種類によっては大変な危険を伴ううえ、巣を作っている場所によっても方法は異なります。

そのため、巣の駆除は専門業者に依頼することを推奨しますが、やむをえず自力で駆除しなければならない場合は、以下を参考に、周囲にも十分注意を払い作業してください。

準備するもの

・スプレー式殺虫剤

家庭用としてゴキブリやハエの駆除にも使われるピレスロイド系の薬剤でも効果的ですが、ハチ専用の遠くまで噴射できるタイプのものがより安全に駆除できます。

いつ、どんな格好で

日中は巣を離れているハチがいるので、駆除は原則、ハチが巣に戻った後の、日没後2~3時間経ってから行ってください。

服装は、なるべく白系のもので、皮膚を露出しないよう、長袖、長ズボン、軍手、帽子などを身に着け、できればその上に雨カッパなどを着用してください。

作業手順

1.足元を懐中電灯で照らしながら、風上から静かに2~3メートルまで巣に近づきます。このとき、懐中電灯は巣に直接向けないようにしましょう。

2.巣に向けて殺虫剤を約30秒間噴霧します。殺虫剤が巣やハチの体に付着すると、ハチが一斉に翅音を立てますが、構わず噴霧を続けてください。

3.十分に噴霧をし、巣にいるハチを殺したら、棒などで巣を叩き落します。

4.ほうきやちりとりを使って、落ちたハチや巣を拾い、ごみ袋に入れます。くれぐれも直接手でハチに触れないように気を付けましょう。

5.ゴミ袋の中に再度殺虫剤を噴霧し、密閉したのちに捨てます。

ハチに刺されないために

・むやみにハチの巣に近づいたり、刺激しないようにする。

・庭木の剪定の際にハチの巣がないか注意する。

・天日干しの洗濯物にハチが紛れ込んでいる場合があるので、取入れの際には注意する。

・ハチが近づいてきたら、静かにそっと背を低くし、速やかに巣から遠ざかる。

・手を振ったり、身体を左右にひねる行動には敏感に反応するため、急な動きを避ける。

もし刺されたら

ハチに刺された場合、速やかに医師の診断を受けましょう。

応急処置としては、できるだけ早く流水で洗い流すこと、痛みがひどいときは氷などで冷やすなどがあります。

気分が悪くなったり、意識がもうろうとするような症状(アナフィラキシーショック)が起こり、場合によっては死に至ることもあります。そういった症状が少しでもみられる時は直ちに医療機関を受診してください。

 

本ページ中の写真は、公益社団法人日本ペストコントロール協会から提供を受けたものです。無断複製・転載等を禁じます。

この記事に関するお問い合わせ先

保健衛生課
〒572-0838
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更新日:2024年06月12日