令和8年3月号 明かりのぬくもりに癒やされて ステンドグラス作家 高居美和子さん

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ステンドグラス作家 高居 美和子さん

ステンドグラス作家 高居 美和子さん

56歳からの手習いでした。「楽しく作る」をモットーに、何百という色や形の異なるガラス片をつないで制作したステンドグラスを前に「ガラスの光が作り出す幻想的な世界や明かりのぬくもりにひかれました」とその魅力を話します。

ガラス片の溶接はパズル

昨年10月、3回目となる個展を生まれ育った滋賀県愛荘町で開きました。50点の力作が並べられた故郷での”凱旋(がいせん)展”に多くの人が訪れ、「反響の大きさにびっくりしました」。

制作は完成品の図案作りから始まり、型紙に沿ってガラス板をカット。切り口に銅のテープを巻き、鉛のハンダで溶接します。ガラス片の数は多く、個展に出品したランプシェードは1000ピース近く。「パズルのようにガラスのピースをすき間なくつなぎ合わせるのが大変でした」。

長女の誘いがきっかけに

きっかけは長女の一言でした。結婚を機にステンドグラスの教室をやめる長女から、「代わりに入らない?」と誘われました。このときは遠くの教室へ車で通う自信がなく断念。4年後に電車で行ける大阪市内の教室を見つけました。

ガラスの色や素材はいろいろ。最近は片面に模様が入った昭和のレトロなガラス板も人気だといい、透明感や色彩の美しさに「家を建て替えるときにはステンドグラスを入れたい」と思っていました。その願いは実現しませんでしたが、習い始めて2年後、自らデザインしたバラなどの作品を自宅の明かり窓に取り付けて夢をかなえました。

17年間で200点制作

17年間に制作したオリジナル作品は平面から立体まで約200点。「デザインが決まらないときは何度も市の図書館に通い、美術図鑑などを参考にしました」。

女性像を描いたミュシャの絵画『黄道十二宮』をモチーフにした12号大の作品は、印象に残る一品です。コロナ禍のさなか、市内で開いた個展用に制作しましたが、小さなガラス片のカットに苦戦し、展示後には誤って破損。「普通は半年もあれば完成しますが、制作の中断や修復作業などで4年もかかり、思い出深い作品になりました」。

ムーミンをモチーフにしたランプシェード

ムーミンをモチーフにしたランプシェード

女性像の絵画をモチーフにした図案

女性像の絵画をモチーフにした図案

光が織りなす魅力届けたい

最新の情報を得るために今も教室に通っています。制作の依頼を受けることもありますが、自由に楽しく作ることを優先。60歳で損保会社を定年退職後も「趣味が延々と続いている感じです」。

昨年は、浮世絵をテーマにした作品を府シニア美術展に初めて応募し入賞。3月にはアルカスホールで開かれる公募作品展に出品予定で「光が織りなす魅力と癒やしを届けたい」と話します。

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更新日:2026年02月24日