令和4年5月号 寝屋川のサッカークラブ ジュニアの世界大会に出場 櫻田真平さん

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スペインチームと記念写真を撮る選手たち(赤いユニフォーム)

スペインチームと記念写真を撮る選手たち(赤いユニフォーム)

櫻田真平さん

櫻田真平さん

寝屋川から世界に挑戦―。寝屋川市で活動するサッカークラブのサクラユナイテッドフットボールクラブ(SAKURA UNITED F・C)が、4月にスペインで開かれたジュニア世代最大級の世界大会に出場し海外の強豪に挑みました。
大会は、かつてブラジル代表のネイマールなどのトップ選手も出場した地中海国際サッカー大会(MIC)。"ジュニアユースのW杯"とも呼ばれ、44か国から300を超えるチームが参加しました。
設立7年目のサクラユナイテッドFCは幼児から中学校3年生の約240人が活動し、昨年は大阪府スポーツ少年団の6年生大会で優勝。「すべては選手のために、すべては未来のために」との理念を掲げた活動も評価され、単独チームとしてU―13(13歳以下)クラスの参加が認められました。
メンバーは小学校6年生から中学校2年生の16人で、32チームが8組に分かれて争う予選のグループリーグではスペイントップリーグのレアル・ベティスの下部組織などと対戦。市立第八中学校2年生の上野楓真(ふうま)選手は「セットプレーなどで失点しましたが、細かいパスをつないで攻めることができました」と話し、キャプテンの住藤桔平選手は「技術面では戦えたところもありました」と国内では経験できないハイレベルな戦いに手ごたえを感じていました。
また、中学生の女子選手もU―14(14歳以下)の国内選抜チーム、ワカタケFCのメンバーとして出場しました。

監督インタビュー

クラブの活動や世界の舞台を経験した選手について、元プロサッカー選手でクラブ代表・監督の櫻田真平さんに聞きました。

8年前にミャンマーのナショナルリーグを最後に引退。翌年に寝屋川市でクラブを立ち上げた理由は。

サッカーを通して成長できたことを自負しており、その恩返しの思いもあって30年の歴史がある寝屋川SCを受け継ぎクラブを設立しました。「社会に出ても世界で活躍できるプロフェッショナルな人材の育成」などの目標を掲げて活動しています。
 

こうした活動も評価されて出場を果たしたMICの大会とは。

今年で21回目。ジュニアでは世界最高峰の大会。レアル・マドリードなどの下部組織も参加し、ハイレベルな試合が繰り広げられます。

クラウドファンディングの支援も受け、大舞台でプレーした選手たちには大きな自信になったのでは。

グループリーグでは3試合ともスペインのチームと対戦。厳しい戦いとなりましたが、パスワークや俊敏な動きで勝ったところもあり、この経験は必ず人生の糧となるはずです。
 

今回参加した選手のうち6人は、留学先から合流した選手でした。

海外事業の一貫として中学校1年生の選手を3か月間の予定でスペインリーグなどの下部組織に派遣していました。今後もサッカーという武器で世界に挑戦する選手をどんどん送り出し、海外のサッカーを体感してほしい。
 

プロフィール

市立楠根小学校に4年生まで在学。5歳のときに寝屋川SCに入り、静岡・清水市立商業高校、関西大学のサッカー部を経てJFLのFC岐阜やシンガポールのプロチームでミッドフィルダーとして活躍し、平成27年にサクラユナイテッドFCを設立する。

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更新日:2022年04月25日