令和3年3月号 バイクと車で日本一周「一期一会が楽しみ」 松野 一弘さん

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本土最南端 佐多岬と書かれたモニュメントの前で笑顔で写っている松野 一弘さんの写真
愛車のキャンピングカーの横に立っている松野 一弘さんの写真

愛車のキャンピングカーと

バイクと車で日本一周「一期一会が楽しみ」

松野一弘(まつのかずひろ)さん(75歳・点野三丁目)

 オートバイとキャンピングカーで気ままに一人旅―。道の駅やコンビニの駐車場で体を休めながら一般道をひたすら走り、これまで日本列島を3度も巡りました。

 松野さんは大阪市交通局で路線バスのハンドルを握り、38年間で地球18周分に相当する約72万キロメートルを走りました。そのベテラン運転手が平成18年に退職すると、米国製の大型オートバイを購入。翌年、日本一周の旅に出発しました。

 「アウトドアが大好き。家族でキャンプに行ったり、バイクで走ったりしていたので、退職したら大型バイクで全国を巡ろうと考えていました」。

 関西を除いて5つの地域に分け、宿泊先を決めない気ままな旅は北海道からスタート。1つの地域が終わると一度自宅に戻って出直すという行程で、沖縄以外の都道府県約1万3000キロメートルを半年間かけて走りました。

 4年後にはオートバイを軽自動車のキャンピングカーに乗り換えて2度目の日本一周。昨秋には九州最南端の佐多岬(鹿児島)を出発し、北海道最北端の宗谷岬までの約2900キロメートルを17日間で一気に縦断しました。

 オートバイのときと違って、道の駅や許可を得たコンビニの駐車場で車中泊をしながら日本海側を北上。「体を休めるために3日に1度はビジネスホテルなどで泊まり、宗谷岬にたどり着いたときは達成感で涙があふれました」。

 旅の一番の楽しみは行く先々での出会いで、「一期一会を大切にし、できる限り多くの人と話すようにしています」。子守唄の里で知られる熊本県五木村の道の駅では、大阪ナンバーの車に気付いた地元の親子と話をしたときに「親せきが寝屋川市にいるんですよ」と聞いて、お互いがびっくりしたそうです。

 この2月も4度目となる北海道の旅を予定していましたが、コロナ禍による緊急事態宣言で断念。「気兼ねなく出掛けることができる日が一日も早く来てほしい」と、コロナ禍の収束を心待ちにしています。

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更新日:2021年07月01日