令和3年2月号 色鉛筆画で8年連続入選 山口 勝利さん

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色鉛筆で鳥を描いた作品を持っている山口勝利さんの写真
机の上に色鉛筆と画用紙を広げて、3名の女性が山口さんに色鉛筆画を習っている写真

山口さんから色鉛筆画を習う女性たち

色鉛筆画で8年連続入選

山口 勝利(やまぐちかつとし)さん (77歳・若葉町)

 リアルに描かれた絵は、まるで写真を見ているようです。始めて20数年になる色鉛筆画は全国コンクールで何度も入選するなど、その腕前はベテランの域。「鉛筆と紙さえあれば誰でもできます」とPRしています。

 色鉛筆画は塗り絵のような線で描いた下絵があればすぐにでもできますが、山口さんは下絵作りから始めます。例えばペットや景色を下絵にしたいなら写真に撮り、半透明の紙を使って鉛筆で写し取ればでき上がります。

 「ネットや印刷物などで見つけたものなど何でも作品にできるのが楽しい」といいます。

 使う色鉛筆は36色。絵の具と違って塗り重ねても濁らないのが特長です。「本物に近い色合いを出すために4色、5色と何度も重ねて描くことで深みのある色彩になり、立体感も出てきます」。

 山口さんは長崎県出身。中学校を卒業すると、大工になるため5年間見習いの修業をし、25歳のときに寝屋川市に引っ越してきました。色鉛筆画を始めたのは50歳をすぎてから。「若い頃から絵を描くのが好きでした。仕事でも部屋の図面を見て室内のイメージ図を描いていたので、色鉛筆画にも興味がありました」。

 最近の「大人の塗り絵人気」で若い女性や中高年にも愛好者は多く、大工を引退した10年前から近所の主婦にも指導。全国的なコンクールでは昨年まで8年連続で入選し、3年前は野鳥のアカハラを描いた作品で入賞を果たしました。

 寝屋川市の「まちのせんせい」にも登録しており、「色鉛筆できれいな絵を描いてみませんか。コロナ禍で外出することも少なくなった今、自宅でも気軽にでき、気分転換にもなりますよ」と、色鉛筆画を勧めています。

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更新日:2021年07月01日