令和2年9月号「宇宙の魅力を伝えたい」星のソムリエ 向井 弘さん

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天体望遠鏡の横で腰に手をあてて立っている向井弘さんの写真

向井 弘さん

向井さんの望遠鏡の周りに集まってレンズをのぞき込んでいる子供と大人の写真

向井さんの望遠鏡で観察する子どもたちさん

「宇宙の魅力を伝えたい」星のソムリエ

向井弘(むかいひろむ)さん(56歳・成田西町)

星空案内人―。これが向井弘さんの肩書です。民間団体が認定する資格で“星のソムリエ”とも呼ばれ、「たくさんの人に星や宇宙の楽しさを伝えたい」と話します。

 電気工事の会社を営む傍ら、案内人として活躍する場は様々です。毎年夏に寝屋川公園で開かれる観望会には愛用の望遠鏡持参で参加。「月や惑星、夏の星座にいつも小学生たちから歓声が上がっています。星空に関心を持つきっかけになってくれれば嬉しい」。
 向井さんが興味を持ったのも子どもの頃。「第五小学校の4年生のとき、初めて訪れたプラネタリウムで満天の星を見て感激し、父親に天体望遠鏡を買ってもらいました」。
 小さな望遠鏡でしたが、縞模様の木星や輪がある土星の姿にどんどん引き込まれました。高校では天文物理部へ。大学時代はボーイスカウトの指導者として子どもたちと観察するなど、星空への関心は尽きませんでした。
 星のソムリエに認定されたのは平成23年。「20年ほど前から第六中学校区の地域教育協議会で星を見る会を開いてきた経験が役立ちました」
 活動の幅が広がり、仲間も増えました。「京都大学の花山天文台で開かれる花山星空ネットワークの観望会はスタッフとして支援していますが、きっかけは中央公民館での七夕講演会でした」。
 そんな向井さんを寝屋川市在住の元京都大学准教授・北井礼三郎さんは「花山星空ネットワークに参加してからますます熱心に市民や青少年への普及活動に取り組んでおられます」。
 今年は10月に火星が約2年ぶりに地球に最接近。「コロナ禍の影響で観望会も減っていますが、南の空に赤く輝き肉眼でも見えるので、秋の星空を楽しんで」と話しています。

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更新日:2021年07月01日