令和2年7月号「"おわら踊りの輪"広める」 関根 雅子さん

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関根雅子さんが胡弓を持って笑顔の写真

関根 雅子さん

笠帽子をかぶった関根さんが男踊りをする写真

男踊りを披露する関根さん

「おわら踊り」の輪広める

関根 雅子(せきね まさこ)さん(65歳・豊里町)

 〽キタサノサードッコイサノサ~。北陸の秋の風物詩「おわら風の盆」に魅せられて愛好会「知輪(さとわ)会」を結成し、哀愁漂う本場の唄や踊りを広めています。

浴衣姿の優美な踊りに感激

 「おわら風の盆」は豊作を願って毎年9月、富山市八尾(やつお)町で行われる伝統行事です。30歳代の頃に「すごい盆踊りがあるよ」と知人に教えてもらい、バスツアーで現地を訪れたのがおわら踊りとの出会いでした。
 三味線や胡弓(こきゅう)の音色と越中おわら節の唄に合わせ、浴衣を着た男女が街中で踊る姿に感激。「編み笠の女性が少し顔をのぞかせて優美に踊る姿に魅せられ、毎年のように富山に通いました」。

知るほど難しい奥深さが魅力

 近畿富山県人会の総会に参加する人は踊りを教えてもらえると聞き、事前の講習会を受講。「もっと踊りたい」との思いが募り、7年前に富山出身者たちを誘って「知輪会」を結成しました。現状は、吹田市や堺市の愛好家も参加し、35人の会員が毎月2回、公民館などで練習しています。
踊りは男女や世代によっていろいろな振り付けがあり、ゆったりとした唄に合わせて練習。三味線は習い始めて8年、胡弓も6年になりますが、「どれも知れば知るほど難しい。でもそれが魅力の一つです」といいます。

寝屋川でもおわら踊り開催

 9月には近畿富山県人会と共催で「越中おわら踊りin寝屋川」を大利町の公園で開き、毎年500~600人が参加。身長が167センチメートルと高い関根さんは勇壮な男踊りを披露し、近くの神社まで練り歩く「町流し」も行っています。
 今年は、20万人を超える観光客でにぎわう本家の「おわら風の盆」が新型コロナウイルスの影響で中止に。9月5日(土曜日)に予定している7回目の「越中おわら踊りin寝屋川」も開催が危ぶまれており、「多くの人に参加してもらいたいが、状況を見極めながら判断したい」と話しています。

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更新日:2021年07月01日