令和2年6月号「あったかい寝屋川市伝えたい」井村実稀さん

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愛用のギターを手にする井村さん

あったかい寝屋川市伝えたい

井村実稀(いむらみき)さん(24歳・秦町)

 「わが街のテーマソングを」と作詞作曲したのが「ワガヤネヤガワ」です。寝屋川市のキャッチフレーズを曲名に拝借。「明るく、あったかいイメージがぴったりだったので」と屈託のない笑顔を見せます。
 昨年10月、ほかの町の児童が地元を元気にする歌を作ったと知り、「小学生がほんまに?」とびっくり。「あんたも作ってみたら」と友人に勧められ、その気になったそうです。
 「寝屋川に帰ると落ち着きます。嫌なことがあっても笑顔にしてくれる街です」。そんな思いを込め、約3分間の「ワガヤネヤガワ」を1時間足らずで作ってしまいました。
 「見た光景とか、誰かの言葉とかが、歌詞になってポンと降りてくるんです」。18歳の頃から作り始めたオリジナル曲は20曲を超えました。
 5歳の頃からピアノを習いましたが、夢は歌手でした。「高校でエレキギターを弾いていた友だちと仲良くなり、この子と一緒にバンドを組みたい一心で猛練習したのがギターとの出会いでした」。
 ところが、その友だちが突然転校。以来、一人で活動を続け、寝屋川市駅近くの広場などで演奏する路上ライブを始めたのは2年ほど前からです。「小学生の頃は物静かな子でしたが、人前でも歌えるようになりました」。
 「イベントにも呼ばれるなど活動の幅も広がり、路上ライブで演歌をリクエストしてくれた高齢のファンも応援に駆け付けてくれるようになりました。」
 しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大でライブのキャンセルが相次ぎました。「中にはギターケースを持って電車に乗ると、乗客の視線が気になったという仲間もいました」。それでも「この間にギターの腕が落ちたら大変。元に戻るまでいっぱい曲を作って過ごします」と気持ちはあくまで前向きです。
 「みんなで助け合って一日も早く普段の生活に」との思いから作った最新曲「願い」を5月から「ワガヤネヤガワ」とともにユーチューブの「imu official channel」で紹介。「これからも心に響く曲を作っていきたい」と意欲を見せています。

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更新日:2021年07月01日