平成31年1月号「寝屋川市に住んで9年。エネルギッシュな高座で人気の落語家」 笑福亭 由瓶さん(点野)

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左手の人差し指を前に出し、驚いているような表情をしている笑福亭由瓶さんの写真
笑福亭由瓶さんのネタ帳2冊の写真

由瓶さんのネタ帳

笑っている笑福亭由瓶さんの写真

寝屋川市に住んで9年。 エネルギッシュな高座で人気の落語家 笑福亭 由瓶さん(点野)

 笑福亭鶴瓶師匠の11番弟子として入門がかない、アルカスホールで始めた落語会も60回を超えました。寝屋川市民となってこの4月で丸9年。「これも、皆さんの応援のおかげです」と感謝を忘れません。
 もともと食品会社の営業マンで、しゃべりには自信があったそうです。タレントにあこがれ、テレビやラジオで活躍する鶴瓶師匠に猛アタック。テレビ局で待ちかまえて何度も弟子入りを志願し、1年後、26歳のときにようやく入門が認められました。
 すぐにレギュラー番組をもらい、順調に滑り出したかにみえました。しかし、結果は「全然しゃべられませんでした」。プロの笑いとしゃべりは全く違ったといい、芸人で残るために出した結論が「落語家にでもなろか」。本人も想定外の噺家(はなしか)人生のスタートでした。
 初舞台は27歳のとき。遅いデビューにも「サラリーマン時代の経験が大きかった」とハンデに思わなかったそうです。出稽古で演目の数を増やし、古典から創作落語までこなして芸の幅を広げていきました。

「一笑一翔」をモットーに鶴瓶師匠を目指して

 妻の実家がある寝屋川市に引っ越したのは38歳のとき、結婚がきっかけでしたが、「娘も小学校に上がり、地元として愛着を感じるようになりました」。これを実感できるのが、アルカスホールで8年前に始まり、今も続く独演会です。
 手が届きそうな距離感の客席に向かって、ぐいぐい迫るパワフルな噺ぶりは、「一度見たら忘れられないくらい強烈」とファンの間でも評判です。自身も「同じ市民として親近感をもってくれ、皆さんの愛情を感じます」と、人懐っこい笑顔をみせます。
 昨年11月には市内で新たな独演会を立ち上げ、1月5日にアルカスホールで行われる「さくら亭」は62回目の落語会です。
 モットーは、一つ笑って一つ羽ばたこうという思いを込めた「一笑一翔」。庶民的で誰からも愛される鶴瓶師匠を目指し、夢は「アルカスのメインホールと、ホームグラウンドの天満天神繁昌亭(大阪市)で毎月独演会を開き、満員にすること」だといいます。
 その言葉から芸歴20年を超え、更なる高みに向かう情熱が伝わってきました。

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更新日:2021年07月01日