平成30年10月号「デフバスケ21 歳以下 日本代表 世界選手権で銀メダル」 森井 涼太さん(池田西町)

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首から下げたメダルを両手で持っている森井涼太さんの写真
白いユニフォームを着た長身選手の前に立ちバスケットボールの方を見ている黒色ユニフォームを着た森井さんの写真

デフバスケ21 歳以下日本代表 世界選手権で銀メダル 大阪成蹊大学1年生森井 涼太さん(池田西町)

 森井涼太さんは、7月6日に開催された聴覚障害者のバスケットボール大会「第3回U21デフバスケットボール世界選手権」の日本代表に選出され、レギュラーとして活躍、見事銀メダルを獲得しました。
 森井さんは、生まれつき聴力が弱く、補聴器なしでは音が非常に聴こえづらいのですが、中学校1年生のときからバスケットボールを始め、障害を乗り越えレギュラーとして活躍してきました。しかし、ドリブルや足音が聴こえづらいため、ほかの選手と接触したり、汗で補聴器を何度も壊したり、苦労はたくさんありました。
 昨年、たまたまインターネットの動画サイトで「デフバスケ」を見付け、トライアウトを受験したところ、見事にU21の日本代表に選出されました。
 「デフバスケでは、補聴器を外してプレーするため、コミュニケーションが難しいです。『伝える』ではなく『伝わる』ことが一番重要なので、お互い何がしたいかすぐに分かるようになることが大切ですね」
 森井さんは、対戦相手が2メートルを超える選手が多い中、「センターとしては身長が低く武器にはならないけれど、チームに貢献する、相手に負けない、という気持ちでは誰にも負けない」と話します。チームメイトと常にコミュニケーションを取ることが大事だと教えてくれました。
 今後の目標は、年齢制限のない「A代表」の選手になることです。大学ではスポーツについて学んでいて「将来は自分と同じような障害をもつ人でも楽しめるスポーツを世界に広めたり、支援する仕事がしたい」とのこと。「自分が活躍して、結果を残すことがたくさんの人に障害者競技を知ってもらう近道だと思い、常に周りの人々に感謝の気持ちをもって、もっともっと頑張りたい」と話しました。

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更新日:2021年07月01日