平成29年3月号『「涙活」で人間賛歌』 橋本昌人さん(太秦桜が丘)

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「なみだのラブレター」の本を持って笑顔で写っている橋本昌人さんの写真

橋本昌人さん(太秦桜が丘)

講演会に参加された方々の前でマイクを持ち話をしている橋本さんの写真

「涙にはストレスを解消する力がある」と語る橋本さん

 「人間ってええやん、と思いたい。こんな時代やから無理でもそう思いたい」市出身の放送作家、橋本昌人さん(51歳)の「涙活トークライブ」が感動を呼んでいます。
 17年前、橋本さんはテレビのバラエティ番組の中で感動の手紙を募集、その内容に圧倒されました。以来、いろいろな愛が詰まった手紙を「ラブレター」と称し、こつこつ集めてきました。
 うち44編を選んで3年前に「なみだのラブレター」を出版。「笑わせる人はいっぱいいるけど、泣かせる人はいない」と、全国でトークライブを行っています。
 橋本さんによると、涙には 刺激 基礎分泌 情動の3種類あり、「情動の涙」はストレス性の物質を洗い流す効果があるそうです。涙活は、人の心に寄り添って涙を流し、優しい気持ちになることを目指します。
 小学生の男の子が入院中の祖母に宛てたラブレター。交通事故で妻を亡くし、一緒に死のうとした幼い娘が結婚式を迎えた父親からのラブレター。認知症の母親へ娘からのラブレター。
 阪神淡路大震災で大きな被害を受けながら、僅か5か月で復旧した阪急電車へ「ありがとう」のラブレターもありました。
 1月に旧明徳小学校で開かれた社明十中地区推進委員会主催の講演会。橋本さんがラブレターを朗読するたびに、会場のあちこちでハンカチを目に当てる姿が見られました。
 橋本さんは市立第五小学校、第六中学校出身。芸人養成学校の特別講師や「日本笑い学会」理事なども務めています。
 「寝屋川が大好きで、東京へ行っても、結局、帰ってきました。地元でこうして話すのは照れるけど、うれしいですね」
問 「涙活のラブレター研究家」・橋本(電話06-7661-8146)

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更新日:2021年07月01日