平成29年2月号「学生らが商品開発大阪電気通信大学」 齊藤研究室

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「ソルティ・ラズベリー」の瓶を持っている白衣を着た男性2名の写真

齊藤研究室

 大阪電気通信大学の学生らが健康に良いポリフェノールを多く含むベリー系植物を栽培、商品化する「ベリーベリープロジェクト」を進めています。昨年6月には炭酸飲料を製造し、注目されています。
 工学部環境科学科の齊藤安貴子准教授の研究室。ポリフェノールの中でも特にプロアントシアニジンにがん細胞の増殖を抑える効能などがあることを確認、3年前にプロジェクトをスタートさせました。
 学内企業「べりーらぼ」を立ち上げ、学内のほか農家などに依頼してラズベリーを栽培。岩手県の東日本大震災復興支援会社と三陸沖の塩を使った「ソルティ・ラズベリー」(1本250円)を作りました。
 リーダーの4年生、西村拓哉さんは「ポリフェノールにはアンチエイジングなどの効果もあるといわれ、いい商品ができたと思います。企業の人と接することで、いろいろと勉強になりました」と話します。
 前任の大学院1年生、八上修一さんも「試行錯誤で始めたが、夏にぴったりの味が決まり、商品ができたときは本当にうれしかった。これからもプロジェクトをサポートしたい」とエールを送ります。
 商品は生産量に限りがあり、大学生協と岩手県で販売するだけ。西村さんらは「将来は、一般の人にも販売したい」と、ラズベリーを安定的に栽培するため、液体肥料を使った砂栽培に取り組んでいます。
 「べりーらぼ」の代表取締役を務める齊藤准教授は、「プロジェクトは地域の活性
化はもちろん、学生の意欲を高め就活にも役立つと思う。今後、アルコール製造などにも挑戦したいですね」と、話しています。

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更新日:2021年07月01日