平成28年6月号「ラオスでボランティア活動」 勝 康雄さん(末広町)

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傾斜面になっている土地に木々や草木が植えられており、勝 康雄さんやボランティアの方々が写っている写真

勝 康雄さん(末広町)

 「日本の田舎そのものです。それも50年も昔の懐かしい風景です。いっぺんに気に入りました」
 勝康雄さん(65歳)がインドシナ半島の内陸国、ラオスを訪れたのは17年前。市内の中学校で理科を教えるかたわら、大好きな自然を求めての旅でした。
 以来、毎年、ラオスを訪問。多い年は年4回というときもありました。魅力的な風景に加え、ラオス人の素朴な人柄もあり、行くたびにひかれるそうです。
 首都ビエンチャンから北部のルアンパバーンまで飛行機で1時間。さらに車で2時間走り、メコン川支流をボートで1時間遡るとノン・ケオ村に着きます。
 世帯数わずか300ほどの小さなこの村が活動の拠点です。退職した7年前から、地元の小学校にノートや筆記具などの文房具を届ける活動を一人でこつこつ続けています。
 「小学校は建物があるだけで、教材はありません。先生が黒板に書くのを写すだけで、日本の掛け算のシートを贈ると、大変、喜ばれました」
 簡単なラオス語を覚え、地元の人たちと酒を酌み交わすことも。唐辛子が主体の辛い料理も「おいしい」と、すっかりラオスに溶け込んでいます。
 今年も2月初めまで約2週間、滞在。東京のボランティアグループとチークなど、役に立つ商用木を植林しました。乾季なのに雨が多く、思ったほど活動できなかったそうです。
 「現地では山に登ったりして楽しんでいます。ボランティアは義務感だけでは続きません。楽しみながら交流を続けたいですね」

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更新日:2021年07月01日