令和2年1月号「愛犬と世界へジャンプ」 西田純也さん

ページID: 7339
ソファーに座っている西田さんと愛犬「シフォン」の写真

西田さんとシフォン

世界大会で障害物競争をしている西田さんと愛犬「シフォン」の写真

世界大会で競技する西田さんとシフォンのペア

愛犬と世界へジャンプ 障害物競走の国際大会6位

西田純也(にしだじゅんや) さん(47歳・太秦桜が丘)

 人と犬のペアが息をぴったり合わせて競う障害物競走の「アジリティ」。国内の競技人口はまだ多くありませんが、令和元年9月に愛犬と出場した世界大会の団体戦で過去最高の成績を残し、「次は表彰台に」と意欲を見せています。

犬と一体感味わえるスポーツ「疾走する姿にびっくり」

 アジリティは馬術の障害飛越競技がルーツです。ハードルやシーソーなどが配置された多彩なコースをクリアしながら走り、タイムや正確さを競うスポーツです。
 西田さんは15年前にペットのしつけ教室で、この競技を知りました。カラーコーンにバーを取り付けた手作りのハードルを軽快にジャンプし疾走する姿に「こんなことができるんや」と感激。「一緒にゴールしたときの達成感がたまらない」と、愛犬と走る競技にすっかり魅せられたそうです。

コツコツと信頼関係築き3度目の世界大会へ

 今のパートナーは、シェットランド・シープドッグの「シフォン」(メス3歳)。4匹目の愛犬です。豊能町内に借りた土地に練習場を整備し、週末になると障害物を並べたコースで訓練に励んでいます。
 コースは大会まで知らされません。犬もリードでつながっているわけではなく、”ハンドラー”と呼ばれる飼い主などの指示だけが頼りです。「シフォンは頑固な性格。機嫌が悪いとなかなか走ろうとせず、少しずつ時間をかけて教えてきました」。
 粘り強く信頼関係を築いてきた結果、年間成績の上位ペアが出場できる代表選考会へ。ミディアムクラスで見事4位に入り、世界大会の代表メンバーに選ばれました。

強豪相手に最高成績「今度はウイニングランを」

 個人3度目の出場となる国際大会は令和元年9月にフィンランドで開かれ、約500匹が集結しました。1チーム4ペアで出場し、上位3ペアの合計タイムで競うミディアムクラスの団体戦には27か国が参加。「テレビの専門チャンネルがあるくらいアジリティが盛ん」という欧米のチームを相手に、過去最高の6位に食い込みました。
 「目標の3位には届きませんでしたが、正確に障害をクリアし、よくやってくれました」と西田さん。「今度こそ日の丸を掲げてウイニングランがしたい」と、再びシフォンと表彰台を目指します。

アジリティとは

 イギリス生まれの競技。犬の体高で3クラスに分かれ、「シフォン」が出場したミディアムクラスは体高が35センチメートル以上43センチメートル未満。障害物の中には、クリアするときに決められた場所に触れないと減点される「タッチ障害」と呼ばれるものもあり、スケートリンクくらいの広さの会場に最大22個の障害物が設置されます。

この記事に関するお問い合わせ先

企画三課
〒572-8555
大阪府寝屋川市本町1番1号(市役所本館2階)
電話:072-813-1146
ファックス:072-825-0761
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2021年07月01日