令和元年8月号「ボランティアでパフォーマンス芸40年」 伊地智友子さん

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甚平の服を着た伊地智さんの前の机に小道具が置いてある写真

小道具を前にする伊地智さん

黒い帽子を被り、チャップリンの格好に変身している伊地智さんの写真

チャップリンに変身

ボランティアでパフォーマンス芸40年

伊地智友子さん

 「人に喜んでもらいたい」。この思いが高じて40年前に始めたのが、民謡「安来節」のコミカルな踊りや喜劇王チャップリンのパフォーマンス芸です。

 小学生の頃から茶目っ気ぶりを発揮。休み時間には友達を笑わせる人気者でしたが、夫との出会いがパフォーマンス芸を始めるきっかけでした。

 「物静かで子どもを見る目が優しい夫を一生笑わせてあげたい」と思っていたある日のこと。お酒を飲めない夫が宴会の場を盛り上げるために使っていた”ひょっとこ面”を見つけると、クラスメートの笑いを誘っていた小さい頃の思い出がふつふつと湧いてきたといいます。

 「お面より素の顔の方が面白いわ」と言われ、口をとがらせてどじょうすくいを踊ったところ、家族や知人に大うけ。仲間内での評判が広がり、福祉施設などから出演の依頼が来るようになりました。

 「お呼びがあれば断れない性分なので」と声がかかればどこへでも。腰にビク、ザルを手にしたユーモラスな格好と動きの踊りにチャップリンを真似た芸も加わって人気を集めました。

 「恥ずかしいと思ったら何もできません」と話し、披露する場所や行事も様々。市民会館や老人ホーム、寺院の落慶法要のほか大阪市内のディスコ店でお立ち台に上がったこともあります。さらに人形劇グループの交流イベントが開かれた米国やハンガリーでも小道具を持参して披露しました。

 仲睦まじい夫婦のストーリーを考案し、観客も巻き込んで安来節を演じることも。「全部我流ですが、みんなに笑ってもらい、その場がぱ~っと明るくなってくれれば本当にうれしい」と、パフォーマンス芸にますます磨きをかけています。

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更新日:2021年07月01日