平成31年4月号「80 歳を超えても楽器のある生活を楽しむ」 鈴木照道さん・孝道さん

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譜面台に置いてある楽譜を見ながらバイオリンやチェロを演奏している4名の男性の写真

弦楽四重奏で演奏する照道さん(左から2人目)と孝道さん(右端)

バイオリンを持ってソファーに腰かけている照道さんとチェロを持って椅子に腰かけている孝道さんの写真

演奏の楽しさを語る照道さん(左)と孝道さん

80歳を超えても楽器のある生活を楽しむ

鈴木照道さん・孝道さん

 バイオリンの照道さん(89歳)とチェロの孝道さん(83歳)―。2人合わせて172歳になる鈴木さん兄弟は「音楽仲間がいたから、この年まで続けることが出来ました」と、今も楽器のある暮らしを満喫しています。
 寝屋川市に住む照道さんがバイオリンと出会ったのは、戦後まもない大学時代です。友人に誘われたのですが、「(同じ弦楽器の)マンドリンを弾いていたので、すんなり入れました」。就職した百貨店では軽音楽や合唱のサークルを作り、「場所がなくて、閉店後の楽器売り場で練習をしていました」
 孝道さんは寝屋川高校時代に照道さんに声をかけられてチェロを始めました。「合奏仲間にチェロがいないので、やらないかとね。受験勉強をしないといけないのに、練習ばかりしていました」。その後、大学を卒業し小学校の教師に。寝屋川市内の学校に出掛け、子どもたちに演奏を聴かせていたそうです。
 「楽器のある人生を悠々と楽しもう」と、2人は定年後の平成11年に音楽仲間と「悠々弦楽四重奏団」を結成しました。レパートリーはクラシックから童謡、歌謡曲、アニメソングまで約200曲。
福祉施設や小学校で年間30から40回の出前演奏を行ってきました。
 今年で結成20年になります。最近は活動を休んでいますが、孝道さんは昨年11月に兵庫県で開かれた「150人のチェロ・コンサート」で演奏し、「今も気持ちは青春時代。いつまでも続けたい」。今年8月に90歳になる照道さんは「音楽は生きがいです。いつでも弾けるようにと指を動かし、練習しています」と語ってくれました。

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更新日:2021年07月01日