令和3年度決算

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 令和3年度決算がまとまりました。
 普通会計(注釈)の実質収支は、約11億3,500万円と黒字を確保することができました。
 また、国民健康保険や介護保険などの特別会計を合わせた全会計でも、実質収支は約19億5,600万円の黒字となりました。

(注釈)普通会計…地方公共団体の統計的な財政把握や地方公共団体間の財政比較などに用いられる会計区分で、本市では「一般会計」と「公共用地先行取得事業特別会計」、「母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計」が該当します。

決算の概要

 普通会計(内訳は以下のグラフのとおり)は、子育て世帯への臨時特別給付金や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金などの新型コロナウイルス感染症対策に関する経費などにより、実質収支(注釈)で約11億3,500万円の黒字、単年度収支(注釈)で約5億7,800万円の赤字となりました。

 令和3年度に実施した主な事業として、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用し、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだほか、小中一貫校の整備、新中央図書館の設置、市政施行70周年記念事業などに取り組んできました。

(注釈)実質収支…過去からの累積収支で、決算における歳入歳出差引額(形式収支)から、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いたものです。

(注釈)単年度収支…年度ごとの収支で、当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いたものです。

普通会計決算の状況

歳入

歳入のグラフ

歳出

歳出のグラフ

普通会計収支の状況

令和3年度普通会計収支の状況

解説

 事務事業の見直しや経常経費の抑制、職員数の適正化など、行財政改革を着実に推進するとともに、国・府の補助金の活用や、あらゆる財源の確保に努めたことにより、実質収支において黒字を確保しました。
 今後の財政運営にあたっても、将来にわたり持続可能な財政基盤の確立とまちの活力の維持・向上を図るため、経常経費の抑制や、創意工夫による新たな財源の確保に取り組むなど、行財政改革を一層推進し、さらなる財政の健全化を図ります。

令和3年度会計別決算

(単位:千円)

令和3年度会計別決算

令和3年度経常収支比率の状況

経常収支比率

(単位:%)

  寝屋川市 府内都市平均 差引
義務的経費 人件費 19.2 24.1 -4.9
扶助費 18.1 15.8 2.3
公債費 12.2 12.8 -0.6
49.5 52.7 -3.2
物件費 10.2 14.5 -4.3
維持補修費 0.7 1.3 -0.6
補助費等 11.8 11.0 0.8
投資及び出資金・貸付金 1.0 0.2 0.8
繰出金 13.6 12.3 1.3
合計 86.8 92.0 -5.2

 

解説

 経常収支比率は、市税や地方交付税などの自由に使える経常的な収入が、人件費や扶助費などの経常的な経費にどのくらい使われているかを示す割合のことです。この比率が高くなると財政構造の硬直化を招きます。
 本市は、扶助費や補助費等が府内都市平均と比べ高い傾向にあります。

市民1人当たりの普通会計決算(歳出)

市民1人当たりの決算額

目的別 決算額(千円) 市民1人当たり(円)

総務費

(戸籍や住民登録など)

13,006,194 56,916

民生費

(子どもや障害者、高齢者の福祉など)

53,146,517 232,571

衛生費

(ごみの収集や処理、各種健(検)診事業など)

9,375,225 41,026

土木費

(道路・公園の管理など)

9,208,346 40,296

教育費

(小・中学校、幼稚園の維持管理、図書館・

体育館の管理運営など)

7,914,820 34,636

公債費

(市債(借金)の返済など)

6,180,937 27,048

その他

(市議会の運営、産業の振興など)

4,377,227 19,155

合計

103,209,266 451,648

人口は住民基本台帳人口(令和4年3月31日現在)228,517人です。

関連データ

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更新日:2022年12月01日