9 椎の森コース

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~ねや川戎の住吉神社から春日神社のスダジイの森へ~

距離:約7km / 所要時間:約2.5時間

◆ コースの解説 ◆

・京阪寝屋川市駅東口スタート(誘導サインあり)

→駅東側の高架沿いを南(大阪方面)に向かって進む

→左側に住吉神社(ねや川戎)がある(誘導サインあり)

→住吉神社を出て、さらに高架沿いを南に200m程進み、高架下をくぐる

→上中木田町共同墓地前に伏越樋(誘導サインあり)がある

住吉神社(ねや川戎) (木田町6)

住吉神社の十日えびすの様子
十日えびすの縁起物屋台

    住吉神社は、古来三社大明神といい、住吉神社・春日神社・戎大神を合わせて祀り、木田地区の氏神となっていました。もとは現在の木田元宮1丁目付近にありましたが、江戸時代に現在の社地に遷ったと伝えられています。現在は「ねや川戎」の神社として親しまれ、北河内地域随一の戎神社です。毎年1月9~11日の戎祭には、市内だけではなく市外からも多くの参詣者で大変な賑わいを見せており、平成21年1月には新寝屋川八景にも選ばれました。

伏越樋 (ふせこしひ)(木田町13)

伏越樋を正面から見た写真
伏越樋の前にたつ鉢かづき像

    伏越樋とはサイフォンの原理を応用して、川底を潜って用水を送る装置です。寝屋川が天井川となって直接取水することが困難になり、木田村では寝屋川を西側の流れる二十箇用水から村の生活用水や農業用水を取り入れることになりました。水路と村の間には寝屋川が流れており、水を得るためには寝屋川の下を潜る伏越樋を設置しなくてはなりませんでした。江戸時代に樋の設置工事が行われ、この難工事にあたった当時の庄屋の名前を付けて、この伏越樋は「久左衛門樋」と呼ばれています。樋の完成により木田村では十分な水が確保され、村中を縦横に配置された水路を利用した舟運が発達しました。

 

→伏越樋を出て、来た道を京阪寝屋川市駅前まで戻る

→駅前ロータリーから、さわやかロードへ進み、東へ直進する

→左側に中央小学校を見ながらさらに直進し、右側角に寝屋川郵便局がある「秦八丁」交差点を直進して渡る

→100m程進むと、左側に市民会館がある

→その先の信号のある交差点を渡り、坂道を上がっていく

→坂道を上がって2つ目の角(右側に東保育園の看板がある)を左折する

→左側に東保育園を見ながら、2つ目の角を右折する

→住宅地の中に伝・秦刀鍛冶屋敷跡の説明サインがある

伝・秦刀鍛冶屋敷跡 (秦町35)

秦刀鍛冶屋敷跡の鉢かづき像

    鎌倉時代に後鳥羽上皇が全国の名工に刀を造らせました。その中にこの地の出身である秦行国(行綱)と呼ばれる人物がいたとされます。秦地区には「鍛冶屋垣内」「献刀谷」という刀鍛冶に関連した小字(地名)が残っており、このあたりが刀鍛冶の屋敷があった場所と伝えられています。かつてこの一角にあった井戸は、この刀鍛冶が使用したものとされていました。

 

→来た道を戻り、東保育園の看板がある角につきあたったら、左折して坂道を上りながら東に進む

→左側に太秦寺を見ながら進むと、右側に太秦高齢者福祉センターがあるので、そこの角を左折する(誘導サインあり)

→坂を少し下りると、十字路があるので右折する

→左側に太秦元町公民館を見ながら、坂を下りながら東にしばらく進む

→左側に熱田神社がある(誘導サインあり)

熱田神社 (太秦中町4)

熱田神社の本殿

    太秦地区の氏神で、祭神は日本武尊です。入口の鳥居は享保8年(1722)の銘があり、江戸時代に建てられたものです。境内からは古瓦が出土しており、また、建物の柱の下に据えた礎石と思われる巨石が認められたため、付近に古代寺院(太秦廃寺跡)があったと考えられています。付近では牡鹿の埴輪の頭部(市指定文化財)が出土しており、太秦古墳群と関係する古墳があったと考えられます。

 

→来た道を太秦元町公民館の先の十字路まで戻り、十字路を右折して北にしばらく進む

→消防ポンプ車庫(誘導サインあり)角から横断歩道を渡り、打上川治水緑地横を通り、府道枚方交野寝屋川線「観音橋」交差点まで進む

→観音橋交差点を渡り、寝屋川にかかる「上観音橋」を渡る

→橋を渡ってすぐを左折する

→寝屋川を左側に見ながら西に進み、右側3つ目の角を右折する(角に誘導サインあり)

→つきあたりを右折し、鉄塔横の坂道を上り、次の角を左折する

→住宅地の中の坂道を上り、2つ目の角を左方向に行くと、伝・秦河勝の墓(誘導サインあり)がある

→出て左の坂道を上り、つきあたりを左折し、その先にある階段を降りる

→つきあたりを左折し、坂を少しおりて最初の角を右折して、二手に分かれた道の右側へ進む

→しばらく進むと、左側に春日神社のスダジイの社叢が見えてくる(右側は堂池治水運動公園)

→境内へ降り、さらに鳥居下の階段を降りて右折し、道なりに進む

→150m程進むと、右側に国松の弘法井戸がある

 

打上川治水緑地 (太秦桜が丘25)

打上治水公園 桜の下でお花見する人たち
打上治水公園 桜のライトアップ

    寝屋川と打上川が合流する地点に設置された、面積13.3haの治水公園です。大雨で氾濫の恐れが出た時には、寝屋川や打上川の水を引き込んで一時的に溜めておく遊水池となります。遊歩道や植樹が行われて、普段は緑地公園として市民の憩いの場となっており、中央の池には冬にはカモなどの渡り鳥が飛来し、野鳥観察のスポットともなっています。

伝・秦河勝の墓 (川勝町2)

秦河勝の墓と伝わる場所に立つ五輪塔と灯篭
秦河勝の墓と伝わる場所に立つ五輪塔と灯篭の横の鉢かづき像

    寝屋川右岸の秦山と呼ばれた丘陵上に所在し、現在、巨大な五輪塔が建てられています。五輪塔の地輪(最下段の石)の4面には、秦河勝の事跡や五輪塔を建てた経緯が刻まれています。それによると、現在の五輪塔は慶安2年(1649)に再建されたものであることがわかります。秦河勝は渡来系氏族である秦氏の出身で、聖徳太子の補佐として6~7世紀に活躍したと伝えられています。平成9年に市指定史跡となりました。

春日神社(スダジイの社叢) (国松町20)

春日神社裏山に群生するスダジイ
春日神社裏山に群生するスダジイ幹のアップ

    国松に所在する春日神社には、社殿の周囲にスダジイの大樹が群生していました。そのうち神社東側の堂池の池端にあるものは、幹を池側に大きく張り出しており、立派な樹形です。人里の近くにスダジイの巨木が群生することは珍しく、昭和56年(1981)に府指定天然記念物に指定されました。

国松の弘法井戸 (国松町11)

屋根で覆われた田井の弘法井戸
田井の弘法井戸横の鉢かづき像

    国松地区の丘陵裾に、覆屋が設けられ「弘法井戸」と札のかかった井戸があります。江戸時代に出版された『河内名所図会』に、この地域の3か所の名水(井戸)が紹介されていますが、「二ツ井は国松村にあり」と記されており、二ツ井がこの井戸であったと考えられています。

 

→さらに北に進み十字路を左折し(誘導サインあり)、「国松北口」の交差点を渡る

→渡って左方向に進み、道路高架下をくぐって、出てすぐを右方向へ進む

→道が2つに分かれているが、舗装されていない南前川沿いの道の方へ進む(舗装されている道は南前川ポンプ場用道路)

→堤防を川に沿ってしばらく進むと、左側に南前川雨水ポンプ場がある

→ポンプ場を通り過ぎてすぐを左折すると、千種庄右衛門の碑に到着(誘導サインあり)

千種庄右衛門の碑 (幸町14)

千種庄右衛門の碑の隣に鉢かつぎ姫の形をした石像が説明看板を持っている場所を撮影した写真

    国松地区の悪水は寝屋川と南前川の合流地点付近で寝屋川へ流れていましたが、川床が土砂で高くなるにつれ、悪水の排水が悪くなり、雨が続くと逆流して領内が冠水するという状態でした。そのため、千種庄右衛門という代官が人々の苦しみをみかね、川床をくぐる伏越樋(ふせこしひ)をつくり、悪水路に悪水を落とし、人々を救ったという伝承が残されています。

 

 

→来た道を戻って川沿いを進み、寝屋川との合流地点にかかる桜幸橋の手前で左折する

→寝屋川に沿って南に進む

→水辺に幸町公園がある

幸町公園 (幸町13)

幸町公園の看板と鉢かづき像
幸町公園を北から見た写真

    平成21年4月にオープンした親水公園です。警官住宅の建替および整備工事に伴って、幸町の寝屋川右岸に建設されました。人工のわんどやみんなの広場、緑の広場が設けられ、サクラ・イチョウ・モミジが植樹されています。 

 

→幸町公園を抜け、川に沿って南に進み新報国橋を渡る

→警察住宅駐車場の間を通り、突き当たりを右折し、坂道をカーブしながら左方向へ進む

→南に向かって直進し、「八坂町」の交差点を渡り右折する(誘導サインあり)

→道なりに進み、「八坂町西」交差点を右側に見ながら進み、次の角を左折する

→しばらく進むと、右側に八坂神社社殿裏側入口がある(誘導サインあり)

→八坂神社に到着

八坂神社 (八坂町11)

八坂神社の朱色の鳥居と本殿
八坂神社の大楠前

    八坂神社の創建を伝える資料は確認されていませんが、明治時代以前、牛頭(ごず)天王社や祇園社などと呼ばれていました。境内には市の保存樹であるクスノキが15本あります。最も大きなもので高さ15m・幹回りは4.83mを測り、樹齢約650年と推定されています。

 

→八坂神社社殿から参道入口へ進み、出て左折し、「早子町」交差点を右折して渡る

→京阪寝屋川市駅東口(誘導サインあり)へ到着

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更新日:2025年03月11日