7 讃良川コース

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~讃良川・寝屋川を辿って萱島駅のくすのきへ~

距離:約9km / 所要時間:約3時間

◆ コースの解説 ◆

・JR寝屋川公園駅東口スタート(誘導サインあり)

→交番横を通り、「寝屋川公園駅前」交差点を渡る

→寝屋川東ファミリータウン中1番館1階の奥へ進む

→つきあたりに埋蔵文化財資料館がある

市立埋蔵文化財資料館 (打上宮前町3)

埋蔵文化財資料館内部
埋蔵文化財資料館に展示されている須恵器

須恵器(古墳時代)

    昭和56年、JR東寝屋川駅(現寝屋川公園駅)前の寝屋川東ファミリータウン中1番館の一角に開設された北河内地域最初の文化財展示施設です。市内の遺跡から見つかった土器・石器・木製品等の考古資料をテーマごとに展示しています。常設で展示している高宮八丁遺跡出土貯蔵穴(弥生時代)と長保寺遺跡出土古代船(古墳時代)は、市指定文化財です。

  • 入館料:無料
  • 開館時間:午前9時~午後5時15分
  • 閉館日:毎週月・火曜日、年末年始、展示替えによる臨時休館期間あり(年1回)

 

→埋蔵文化財資料館を出て、右に進み「打上団地前」交差点の歩道橋を渡る

→道なりに坂道を登っていきながら進む

→「打上公園」バス停を通過し、さらに坂を下りながら進む

→さらに進むと、正面に旧梅が丘小学校の校門へ続く橋が見えてくるので、その左側にある細い道を下る

→下りてすぐを右折し、讃良川にかかる橋を渡り、渡ってすぐを右折し、川沿いに進む

→讃良川に沿って、田畑を左右に見ながら進み、JR学研都市線の高架をくぐる

→讃良川沿いにさらに西に進み、四条畷市との境にある「新橋」横の十字路を右折する

→「正縁寺」バス停を左側に見ながら通過し、十字路を直進し、少し坂道を上ると、左側に正縁寺がある

正縁寺 (高倉1丁目8)

正縁寺山門
正

十三仏板碑

    浄土宗知恩院の末寺で、元は守口市佐太の来迎寺の末寺でした。境内には石仏・板碑など様々な石造物が遺されています。特に「南無阿弥陀仏」と刻まれた2基の六字名号板碑にはそれぞれ永禄2年(1559)・天正18年(1590) 、十三仏板碑には天正14年(1586)の年号が刻まれています。いずれも、中世に製作されたことがわかります。

※石造物の拝観を希望される人は寺院の庫裏に声をかけてください。

 

→正縁寺を出て、来た道を戻り、十字路を右折する(誘導サインあり)

→しばらく直進すると、右側に「高倉」バス停ロータリーがあり、その先に「高倉」交差点があるので渡る

→少し坂を下りながら直進し、押しボタン式信号のある交差点で左折する

→右側に常盤学園保育所がある細い道を進み、川につきあたるので、手前で右折して堤防を歩く

→周辺は讃良川遺跡が広がる

 

讃良川遺跡

讃良川遺跡跡と川

    平成2~3年の河川改修に伴って行われた発掘調査で見つかった遺跡です。縄文時代中期(約5000年前)のムラの跡が見つかり、大量の土器や石器をはじめとする様々な遺物が出土しました。木の実を貯蔵した大きな穴は、その役割を終えた後、ゴミ捨て場として再利用されたようで、セタシジミやマガキの貝殻・シカ・イノシシなどの骨が捨てられていました。また、出土した土製の耳飾りには表面に文様を持つものや赤く彩られているものなどバラエティに富み、市指定文化財に指定されています。

 

→讃良川沿いに、西に向かってしばらく進む

→国道170号線(大阪外環状線)の高架下をくぐる

→続けて第二京阪高架下をくぐり、トンネルを出て左折し、讃良川に沿って堤防を進む

→堤防のつきあたりに、円形の誘導サインがあるので、そこから堤防を出て、すぐの橋を左折して渡り、第七中学校グランドに沿って正門の方まで進む

→正門横に寝屋川村役場跡説明サインがある

寝屋川村役場跡 (讃良東町1)

寝屋川村役場跡にたつ鉢かづき像

    寝屋川村は、町村制が施行された明治22年(1889)4月1日、木田村・萱島流作新田・堀溝村・河北村の4か村が合併して成立しました。村役場は堀溝におかれ、当時の人口は2320人と記録されています。村名の由来は、合併した4か村のいずれにも流れている「寝屋川」の名前をとって命名されたと言われています。

 

→寝屋川村役場跡から、来た道を讃良川沿いまで戻り、橋手前で左折して、堤防を歩く

→川に沿ってしばらく進み、第二京阪道路の高架下をくぐる

→高架下を出て、右方向へ行くと、南寝屋川公園の入口がある(誘導サインあり)

南寝屋川公園 (讃良東町6)

南寝屋川公園

    昭和51年(1976)にオープンした面積約47000平方メートルの公園です。野球場やテニスコート・相撲場などがあります。公園内には、昭和59年まで市民の手でサクラなどの7種類939本の植樹が行われ、通称「市民の森」として、市民の憩いとやすらぎの場となっています。

 

→南寝屋川公園の中を進み、出口を出て右折し、南にしばらく進む

→国道163号線「堀溝」の交差点を渡って、さらに南に進む

→右側に大念寺(誘導サインあり)がある

→大念寺を過ぎ、道なりに進むと、右側に鶯関神社がある

大念寺 (堀溝2丁目9)

大念寺の鐘楼の前にたつ鉢かづき像と石碑
大念寺の十三仏板碑

十三仏板碑

    『寝屋川市誌』によると正和3年(1314)に創建された融通念仏宗の寺院です。境内にある2基の十三仏板碑は、舟形の石の表面に13の仏像が彫られたものです。大きい方には慶長16年(1611)、小さい方には慶長14年(1609)の年号が刻まれており、江戸時代の初めに造られたことがわかります。鐘楼に吊るされた梵鐘は、高さ146.5センチメートルで、市内最大です。刻まれている銘文によると、寛文10年(1670)に泉南郡田尻町にある浄光寺の鐘として作られて、昭和3年にこの大念寺に寄進されたことがわかります。また本堂内に安置されている十一面観音菩薩立像は、像高64.5センチメートルの一木造で平安時代の制作と推定されます。(通常非公開)いずれも市指定文化財です。

鶯関神社 (堀溝2丁目12)

鶯関神社の鳥居と本殿
行基みち

行基みち

    鴬関神社の前を東西に通っている道は、奈良時代の高僧行基が開いた「行基みち」とされる道です。清滝を越え奈良(大和)街道あるいは守口街道と呼ばれました。この道沿いに、鴬関神社があります。神社名になっている「鶯の関」は、中世の頃にこの付近に設置されていた関所の名前にちなむものとされています。

 

→鶯関神社を出て、右方向に進み、十字路(誘導サインあり)を右折し、つきあたりの堤防を上がる(誘導サインあり)

→寝屋川沿いの道を、南にしばらく進む

→「河北大橋」の角を左折する

→左側に河北大神社がある

河北大神社 (河北西町4)

河北大神宮の正面入り口からみた本殿
河北大神宮の正面入り口からみた本殿をアップした写真

    河北は、元は「河内屋北新田」とよばれ、江戸時代に行われた大和川付替工事の後に、河内平野に残っていた深野池の北側を河内屋源七が開発をし、宝永5年(1708)に完成させた新田です。この河北大神宮は、この地の産土神として天照大神を祭神として建てられました。この場所は、新田開発に従事した人々の、朝夕の集散場所であったといわれています。

 

→河北大神社を出て、寝屋川沿いの道に戻り、川に沿って北に進む

→国道163号線「猪鼻橋」交差点を渡る

→府道八尾枚方線の交差点を渡る

→第二京阪道路の高架下をくぐる

→トンネルを出て(角に誘導サインあり)、寝屋川沿いの道を進み、2つ目の角を右折するとからくる親水公園の入口に入る

→からくる親水公園を進み、道路をひとつ渡ると、からくり樋跡がある

からくり樋跡(からくる親水公園) (萱島南町20)

からくる親水公園
からくる親水公園石碑

    木田地区は、水害から村を守るために、周囲に「囲い堤防」を設けていました。そのため、村の水田に必要な水(用水)を取り入れたり、不要な水(悪水)を排水するために、堤防の一部に水の出入口となる水門(樋)が設置されました。この地にあった「からくり樋」は、村内の不要な水を寝屋川に排水するために設置されていました。同時にここは船の通路としても利用され、パナマ運河などと同じ閘門(こうもん)式で水位が調節されていました。

 

→からくり樋跡を出て右折し、さつき公園前の横断歩道を渡り、さつき公園の中を進む

→公園奥に堤防につながる階段があるので、階段をのぼり寝屋川沿いの堤防に戻る

→右折し、川に沿ってしばらく進む

→「南水苑橋」前の交差点を左折し、橋の右側の歩行者用橋を渡って進む

→つきあたりに水路があるので、そこを右折し、水路に沿って進む(水路に沿って桜並木が続くので、春は桜が綺麗)

→しばらく進むと、つきあたりが萱島神社(萱島駅のくすのき)

→神社を出て、川方向へ坂を上り、「萱島橋」を渡ってすぐを左折したら、京阪萱島駅のロータリー(誘導サインあり)に到着

萱島駅のくすのき

萱島駅と大楠
萱島神社から見上げた大楠

    萱島神社のクスノキは京阪電車の萱島駅の高架化に伴い駅構内に取り込まれ、プラットホームを貫く形で保存されています。高さ約20m・幹回りは約7mを測り、樹齢約700年と推定されています。近代的な建築物と「古木」とが融合したデザインはとてもユニークで、大阪府の「大阪みどりの百選」にも選ばれています。また、新寝屋川八景にも選ばれています。

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更新日:2025年03月11日