2 淀川コース
~淀川河川公園を歩き歴史を想う~
距離:約9km / 所要時間:約3時間
◆ コースの解説 ◆
・京阪寝屋川市駅西口(誘導サインあり)スタート
→(りそな銀行横)大利橋を渡って右折し、寝屋川に沿って堤防を北へ進む
→消費生活センター手前左の坂道を下り(誘導サインあり)、高架下の橋を渡る
→橋を渡って右折し、すぐの角を左折し、高架道路脇の歩道を進む
→西へ直進する
→「池田東町」交差点の角に池田下の野神さんがある
池田下の野神さん(池田東町10)


池田はかつて池田中・川・下の3つの村にわかれており、それぞれの村が五穀豊穣の神として「野神さん」を祀っていました。ここは池田下村の野神さんです。言い伝えによると、昔このあたりを領有していた茨田王(聖徳太子の弟)が、牛に乗って堤の巡視をしていました。その牛を池田の人は大切に飼育していましたが、やがて死んでしまいました。人々はその牛の遺骨を池田の3つの村に分骨し、これがそれぞれの野神さんの起源とされています。
→さらに西へ直進する
→「池田本町」交差点の歩道橋を渡る
→保健福祉センター前(誘導サインあり)を通過する
→西へ300m程進むと、左側に池の里市民交流センターがある(トイレあり)
池の里市民交流センター(池田西町)
讃良川遺跡出土「木製樋」
平成18年9月に旧池の里小学校跡地を利用し、市民の交流の場・スポーツ施設として開設しました。文化・スポーツ活動、社会活動、青少年の居場所など、市民の活動拠点として利用されています。また、文化財資料として、入口正面に讃良川遺跡出土の木製樋や市域の小字を示した地図を展示しています。
→池の里市民交流センターを出て、西へ進む
→「葛原新町」交差点を左折し、13号線(京都守口線)に沿って直進する
→「新宝町」交差点を通過し、さらに直進する
→「仁和寺」交差点の歩道橋を渡る
→歩道橋を降りて、横断歩道を渡ってすぐを右折して、歩道を進む
→「仁和寺」バス停を通り過ぎて、最初の角を左折する
→150m程進むと、右側に仁和寺氏神社参道入口がある
仁和寺氏神社(仁和寺本町4丁目)
「仁和寺」はかつて地元で「にわいじ」と呼んだこともありました。地名は京都仁和寺の所領であったことに由来すると考えられます。この仁和寺庄は、寝屋川市~守口市の淀川流域の広い範囲と考えられています。
仁和寺村の氏神である仁和寺氏神社の創建は、室町時代の初期と伝えられ、もとは白山権現社でしたが、江戸時代の初め、天満宮となりました。延宝2年(1674)の堤防決壊時に社殿が流出したため、現在の位置に移ったといわれています。
→神社の本殿左側の裏手から出て、すぐを右折する
→150m程直進すると、「仁和寺本町」交差点手前に出るので左折し、交差点を渡る
(左折せず直進し、常楽寺まで進むと、角に鉢かづきルートサインがあり、そこで左折して、「仁和寺本町北」交差点の歩道橋を渡るルートもある)
→淀川河川堤防へ上がり、右折して進む
→堤防下に淀川河川公園が広がる
→堤防を進むと、淀川新橋手前右側に、堤防を降りる階段がある
→階段を降りると、茨田樋遺跡水辺公園がある
→堤防へ戻り、さらに進む
→太間排水機場の手前右側に茨田堤碑がある
→太間排水機場を通過後、堤防から右折しながら坂をおり、国道1号線方向へ向かう
→左側の堤防斜面に、二十箇用水樋記念碑がある
→坂をおりて「木屋西」交差点手前で左折し、折り返すように坂を下りると、生物多様性センターがある
淀川河川公園
木屋(こや)~仁和寺の淀川左岸の河川敷に設置され、総合的な施設として多目的かつ手軽に利用できます。景観も市内の他に類のない広大さで、季節によっては太間堤防上の茨田堤碑あたりから眺めると、仁和寺鳥飼大橋と夕照のコントラストなど素晴らしいものがあります。平成21年制定の新寝屋川八景に選ばれています。
茨田樋跡(点野1丁目)
かつて、淀川からの取水口として二十箇用水樋以外では、池田・点野・仁和寺の3か所に用水樋がありました。明治37年、その3用水樋を廃止し、新たに茨田樋が設置されました。その後、昭和5年に幹線水路から取水するまで利用されました。この合同用水樋を記念して、昭和5年、茨田樋の跡地に記念碑が立てられました。
茨田堤碑(太間町)
淀川の堤防上の太間公園を見下ろす場所に設置されています。茨田堤は『古事記』『日本書紀』に見え、仁徳天皇の時代に築かれた、日本で最初の河川築堤工事といわれています。堤の位置については諸説ありますが、淀川から分流する古川に沿って造られたと考えられます。
二十箇用水樋記念碑(木屋元町9)
二十箇用水樋は、文禄堤の築堤によって淀川からの取水ができなくなった友呂岐6か村が淀川に設けた農業用水です。当初は6か村だけの利用でしたが、のちに市内3か村や下流の村々など20か村の用水路となったことから、この名称がつきました。この二十箇用水樋は昭和3年に廃止されましたが、この用水の歴史を後世に伝えるため、昭和5年、この地に記念碑が立てられました。
生物多様性センター(木屋元町10)
昭和30年、大阪府水産試験場寝屋川養魚場として現在の地に設置されました。府内の水辺環境やそこに生息する生き物を守るための調査研究機関です。平成19年からは水辺の生物多様性保全のための拠点施設として新たに発足し、平成30年に名称を大阪府立環境農林水産総合研究所「生物多様性センター」に改称し、大阪の生物多様性の把握・評価・保全・普及についての調査研究に取り組んでいます。
※施設は自由に見学できます。
■開館時間:平日9:30-17:00■ (※12月~3月は16:00まで)
→「木屋西」交差点の歩道橋を渡る
→東へ直進し、用水路手前の信号のある交差点を左折すると、鞆呂岐神社の鳥居がある
→鳥居をくぐり、参道を進むと、鞆呂岐神社の本殿がある
→本殿の右側へ進むと「寄進の鳥居」と呼ばれる鳥居がある
鞆呂岐神社(木屋町10)
寄進の鳥居
美しい彩色で流造りの本殿をもつ神社です。境内の奥に「寄進の鳥居」と呼ばれる鳥居があります。「忠臣蔵」の題材となった、いわゆる赤穂事件で有名な赤穂浪士のひとり、村松喜兵衛秀直の四代目の子孫が寄進したもので、鳥居にはその名が刻まれています。
→来た参道を戻って鳥居をくぐり、信号を渡り、用水路に沿って進む
→用水路の合流地点右側に「馬場前橋」と書かれた石碑があるので、そこを左折する
→直進し、「木屋横断歩道橋」で国道170号線を渡る
→直進し、ひまわり保育所前(誘導サインあり)を通過し、さらに進む
→商店街を通り過ぎ、線路の踏切手前を右折すると、京阪香里園駅に到着する
更新日:2025年03月11日