令和5年度
小学校4年生を対象としたコチニン値測定を実施しました
子どもの受動喫煙を防止し、家庭内での意識の高揚等を図るため、令和5年11月に市立小学校4年生を対象として、尿中のコチニン値測定を実施しました。
今回の測定結果については、保護者に郵送でお知らせすることにより、受動喫煙の状況を客観的に把握していただくとともに、測定実施前に配布した啓発冊子を参考にしながら、子どもの受動喫煙の防止に努めていただきます。
結果の概要
市立小学校4年生1,683人(令和5年10月1日時点)のうち、430人(25.5%)が測定を実施しました。
コチニン値測定と併せて実施したアンケートの結果に基づき分析した結果の概要は以下のとおりです。
・家庭内に喫煙者がいる子どもは52.3%で、子どもの周りで喫煙していると答えた家庭は28.6%でした。
・家庭内に喫煙者がいない子どもの99.5%はコチニン値「低」でした。
・コチニン値「高」は全体の4.4%、「中」は7.9%で、測定した子どもの約12%に受動喫煙が生じている可能性があります。
・子どもの周りで喫煙することが「ない」と答えた家庭のうち、約13%の子どもに受動喫煙が生じている可能性がある結果となりました。
「子どもの前では吸わない」「台所やベランダで吸っている」などの対策を講じたとしても、受動喫煙を完全に防ぐことは困難であることが読み取れる結果となりました。
【測定値の区分】
高 : 受動喫煙が生じている可能性が高い(5.0ng/ml以上)
中 : 受動喫煙が生じている可能性がある(1.3~4.9ng/ml)
低 : 受動喫煙が生じている可能性が低い(1.3ng/ml未満)
【全体】
【家庭内の喫煙者の有無別】
更新日:2024年03月19日