令和3年度

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小学校4年生を対象としたコチニン値測定を実施しました

家庭内での受動喫煙防止に対する意識の高揚を図り、子どもの健康を受動喫煙から保護するため、子どもの受動喫煙状況の可視化に向け、令和3年12月に、市立小学校4年生を対象とした唾液採取によるコチニン値測定を実施しました。

今回の測定結果については、保護者に郵送でお知らせすることにより、受動喫煙の状況を客観的に把握していただくとともに、測定実施前に配布した啓発冊子を参考にしながら、子どもの受動喫煙の防止に努めていただきます。

結果の概要

市立小学校4年生1,760人(令和3年10月1日時点)のうち、959人(54.5%)が測定を実施しました。
コチニン値測定と併せて実施したアンケートの結果に基づき分析した結果の概要は以下のとおりです。

 

・「児童の周囲での喫煙がある」と回答した家庭は、全体の24.4%でした。

・コチニン値が「高」の児童は測定を実施した児童全体の10.7%で、「中」の児童を含めると、30.7%でした。

・コチニン値が「高」の児童の割合は、家庭内の喫煙者がいない家庭では3.3%、家庭内の喫煙者がいる家庭のうち、児童の周囲での喫煙がない家庭では10.0%、児童の周囲での喫煙がある家庭では27.4%でした。

・コチニン値が「高」の児童で、「児童の周囲での喫煙がない」と回答があった喫煙者のいる家庭では、喫煙者の喫煙場所は「台所」「ベランダ・庭」が多く、室内で喫煙するという回答は少数でした。

 

コチニン値が「高」であった児童のうち、家庭内の喫煙者が「児童の周囲での喫煙していない」と回答した割合は約20%でした。

「子どもの前では吸わない」「換気扇や空気清浄機の近くで吸っている」「ベランダで吸っている」などの対策を講じたとしても、受動喫煙を完全に防ぐことは困難であることが読み取れる結果となりました。

 

【測定値の区分】
高 : 受動喫煙が生じている可能性が高い(1.2ng/ml以上)
中 : 受動喫煙が生じている可能性がある(0.8~1.2ng/ml)
低 : 受動喫煙が生じている可能性が低い(0.8ng/ml未満)

 

【全体】

 

【家庭内の喫煙者の有無別】

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更新日:2022年03月01日