クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリの基本情報
寝屋川市内でも令和5年に初確認されました。
クビアカツヤカミキリとは、主にバラ科の樹木(サクラ、モモ、ウメ等)に産卵し、幼虫が樹木を食い荒らして最悪の場合、枯死させる特定外来生物(※)です。
※平成30年1月指定:飼育・保管・運搬・輸入・野外への放出等が原則禁止されています。(参考:環境省 日本の外来種対策)
人体に害はありませんが、これらの樹木が被害に遭うと、倒木による危険や景観の悪化等につながるおそれがあります。
名称 | クビアカツヤカミキリ |
体長 | 2~4cm(成虫) |
特徴 |
・体全体が黒く光沢がある |
生態 |
成虫の発生時期:6~8月/越冬せずに当年で死亡 幼虫の活動時期:3~10月/2~3年で羽化・脱出 |
被害は樹木の幹や根から幼虫が排出するフラス(木くず・糞や樹液等が混ざり合ったもの)の特徴から、概ね判断することができます。
大量のうどん状に固まったフラスを見かけられた場合は、発生場所や状況を把握する必要がありますので、可能な範囲で写真を撮るなどし、施設の管理者または保健衛生課までご連絡ください。
令和5年に市内で初確認されました。
大阪府内では平成27年に初めて確認されてから、生息域を徐々に拡大しています。本市でも令和5年に一本のサクラの木で被害の痕跡(フラス)が確認されました。
周辺の現地調査を行ったところ、成虫やその他の被害はありませんでしたが、クビアカツヤカミキリは非常に強い繁殖能力を持つため、今後は市内でも被害が拡大していく可能性があります。
成虫や被害の痕跡(フラス)を見かけられた場合、施設の管理者または保健衛生課までご連絡ください。
駆除・防除について
(1)成虫
成虫は見つけ次第、被害拡大を防止するため、その場で駆除(踏みつぶす等)してください。
〇成虫の簡易な防除方法については、下記ファイルをご確認ください。
クビアカツヤカミキリ簡易防除方法
(2)幼虫
幼虫については、樹幹や根から排出するフラスを掻き出し、食入によりできたトンネル内にいるものを、長い針金などで刺殺します。
また、防風ネット等を樹幹に巻き付けることで、樹から脱出した成虫がほかの樹へ移動するのを防ぎます。
○詳しい防除方法等については、下記ファイルをご確認ください。
クビアカツヤカミキリ防除対策の手引書〔(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所〕
更新日:2024年05月15日