平成29年5月号「馬場嘉平氏紀功碑」

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馬場嘉平氏紀功碑が立ち、石碑に苔が生えている写真

 成田公園のすぐ東側に広がる墓地の一角に、自然石の碑が立っています。<茶もみ名人>馬場嘉平の紀功碑で、漢文で刻まれた文字はすっかり苔(こけ)むして読みにくくなっています。
 市内の丘陵地では古くからお茶が栽培されてきました。明治初期には河内茶業組合が結成され、最盛期には、各地からの仲買人が三井村だけで百人余り集まったといわれます。茶もみ職人も多く、中でも三井村の馬場嘉平は「名人の中の名人」と称えられました。嘉平がもんだ茶は、一晩、外で夜露にさらしても、障子を突き破ることができたそうです。
 碑文には「其所教弟子凡二千人」と、嘉平の弟子が全国に約二千人いたことが記されています。碑は弟子らが明治29年に建立しました。碑文と書は当時の友呂岐小学校長です。

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更新日:2021年07月01日