令和2年9月号「西村政五郎君紀念碑」
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若宮八幡宮の本殿裏の碑は「紀念碑」の文字を中央に大きく、「西村政五郎君」は左に小さく記されています。明治31年に友呂岐村の人たちが建立しました。
西村家は地元の旧家。政五郎氏は村会議員を長く務め、村役として数々の役職を歴任しました。その功労をたたえた碑とみられますが、具体的な業績が記されていません。名前が小さいことといい、氏自身が遠慮したのではないかと思われます。
地区の氏神だった若宮八幡宮は明治の神社合祀政策で、明治42年にいったん八坂神社に移されましたが、昭和28年に石津の地に戻りました。鳥居など神社の石造物は全てそれ以降のものなので、120年前の紀念碑が境内で最も古いことになります。
更新日:2021年07月01日