令和8年6月号 「野球ができる環境に感謝!」女子野球で日本一目指す 瀬戸内ブルーシャインズ主将 奥田 和歌さん

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瀬戸内ブルーシャインズ主将 奥田 和歌さん

好きな言葉は「小さな巨人」。小学生の頃から男子に交じってプレーし、女子硬式野球の名門高校では全国大会の準優勝メンバーに。小柄ながら捕手や外野手で活躍し、今季は社会人チームの新キャプテンとして日本一を目指します。

所属する瀬戸内ブルーシャインズは、島々が浮かぶ穏やかな海を臨む岡山県瀬戸内市を拠点に活動。3年前に設立された当初からのメンバーで、球団代表の森清将史さんは「いつも笑顔の元気なムードメーカー。主将としてチームを引っ張ってほしい」と期待します。

小学校1年生で軟式野球に熱中
高校は鹿児島県の名門校

ドッジボールが好きだった少女が野球を始めたのは、市立第五小学校の1年生の時です。男子と一緒に9年間、軟式野球に熱中。「女子でも互角にできる」と守備を中心に練習に励み、主将も務めました。
小学生の頃から硬式野球にも興味がありました。「厳しいところでやりたい」と親元を離れ、鹿児島県内の神村学園に進学。国内の高校では最も歴史のある女子硬式野球部に入りました。

1年目から打席に
夏の高校女子選手権で準V

1年目から打席に立ち、女子硬式野球の西日本大会で放った代打サヨナラ安打は会心の一打でした。翌年夏には全国高校選手権大会で決勝へ。優勝は逃しましたが、大会トップクラスの4割を超える打率を記録し「最高の大会でした」。
先輩を頼って入った岡山県内の環太平洋大学では全日本大学選手権大会で優勝。しかし練習や試合への不安から「精神的にきつかった」といい、野球から離れることを決意。同県内の薬局に就職しました。

請われて社会人チームへ
リーグ1部昇格に貢献

ところが、勤務場所は奇(く)しくもブルーシャインズの設立準備が市を挙げて進められていた瀬戸内市内の店舗でした。「日本一にチャレンジしたい」と熱く語る監督の誘いに「もう一度やろう」と決めました。
身長は150センチメートル。入団した13人の中で一番小柄でしたが、「チームにとって大きな存在になりたい」との思いからグローブに刺しゅうで「小さな巨人」と入れました。すると中四国地区の社会人リーグで本領を発揮し、勝負強さと好守でチームに貢献。わずか2年で3部から1部昇格を果たし、昨年は捕手部門でベストナインに選ばれました。

野球と仕事を両立
新主将で“全国の頂点”目指す

選手は地元企業で働きながら練習や試合をこなします。自身もガソリンスタンドに勤め、野球ができる環境に感謝。新キャプテンとして「ベンチ内の整理整頓やファンへのあいさつも忘れないでほしい」とプレー以外のことにも気を配ります。
目標は全日本女子硬式野球選手権大会の制覇。ここ2年は初戦で敗れましたが、「優勝はチームの悲願。日本一を目指して頑張りたい」と意気込みます。

打席に立つ奥田さん(環太平洋大学で)

打席に立つ奥田さん(環太平洋大学で)

私とふるさと

市立第五小学校はマンモス校だったため、みんなで校内を移動するときは大変でした。市立第六中学校の時は地元野球チームに所属し、練習に明けくれていました。2年生のときに「自転車でどこまで行けるか」ということになり、友だちと1時間半かけて枚方市の樟葉まで遊びに行きました。
働いているガソリンスタンドの休業日は元日の1日だけ。まとまった休みがなかなか取れず、実家に帰るのは年に1度くらいです。

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更新日:2026年05月27日