令和4年3月号 「35年ぶりVの立役者 二刀流で2季連覇めざす」 藤原涼太さん

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優勝の原動力となった藤原投手

二刀流をめざす藤原主将のバッティング

インタビュー「35年ぶりVの立役者 二刀流で2季連覇めざす」

神戸大学公式野球部主将 藤原(ふじわら)涼太(りょうた)さん(21歳)

3年前、寝屋川高校のエースとして強豪校を追い詰めた神戸大学3年生の藤原涼太投手。近畿学生野球連盟に所属する神戸大学では昨秋、35年ぶりとなるリーグ優勝の原動力となりました。夢は学生野球の聖地・神宮球場で1勝。野球にかけてきた思いを聞きました。

「2部に落ちないこと」が目標だったこともある神戸大学。昨年の秋季リーグでは主戦投手として5勝を挙げ、優勝の立役者となりました

コロナ禍で2年生の春季リーグは中止になり、昨年の8月には感染者が出て部活動が禁止になりました。解除されたのは秋季リーグが始まる2日前。十分な練習ができないまま9月の開幕戦を迎えましたが、結果は8勝2敗。勝ち点で並んだ和歌山大学が最終戦で負け、勝率の差で9度目の優勝を果たしました。
投手陣が粘って僅差で後半勝負に持っていくのがうちの勝ちパターン。制球力と変化球で打ち取るのが僕のピッチングスタイルで、リーグ最終戦も粘りの投球でサヨナラ勝ちし、優勝につなぐことができました。

投手で時の人となったのは寝屋川高校3年生の春。近畿地区大阪府予選の準々決勝で選抜優勝の大阪桐蔭高校を苦しめ、“公立の星”と騒がれました

小・中学生の頃は捕手でしたが、寝屋川高校で投手に。球速は130キロメートル前後ですが、小学生のときから制球に自信がありました。強気な性格の一方で楽観的なところもあり、その姿を「飄々(ひょうひょう)としたピッチング」と言われたこともあります。
大阪桐蔭高校戦は相手が打ちあぐねていただけです。当時のチームの合言葉は「不動心」でしたが、1点リードで迎えた9回には怖さを感じ、同点に追いつかれそうになったときは少し弱気に。最後はサヨナラ負けしましたが、弱かったチームの成長を実感でき、それが大学でのチームづくりにもつながっています。

主将で迎える大学最後の年の目標は

チームは64人の部員全員が方向性をしっかり定めて春季リーグで優勝し、「神宮で1勝」というでっかい目標を達成すること。個人的には昨年の秋季リーグで5勝したら二刀流をやらせてもらうことになっていたので、最後のシーズンは投手と打者の二刀流をめざしたい。
高校では3番を打つなど打撃には自信があり、秋季リーグ後の試合でも試しており、手ごたえを感じています。投手で5勝、打者では打席に立つことが目標です。

卒業後の進路は

プロや社会人チームはレベルが違います。今は悔いが残らないよう目標に向かって野球に打ち込むだけですが、社会人から声がかかれば、そのときに考えたい。

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更新日:2022年02月22日