令和3年1月号 いつか米ツアーで戦いたい 山下 美夢有さん(19歳)

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白い帽子を被り笑顔で写っている山下美夢有さんの写真
ゴルフ練習場でボールを打とうとクラブを振り上げている山下美夢有さんの写真

ゴルフ練習場で

パターを持ちボールを打っている山下さんの写真

練習ラウンドのグリーン上で

 「プロになりたい」。小学校の卒業文集にこう綴った将来の夢を、高校3年生でかなえた山下美夢有さん。2001年生まれの新世紀世代に、さらなる飛躍が期待されています。

30倍の難関突破 初の女子高校生プロに

 プロになったのは、ちょうど1年前。大阪桐蔭高校3年生のときに30倍を超えるプロテストに合格し、昨年1月にプロゴルファーの仲間入りを果たしました。
 その年から年齢制限が引き下げられて3年生での受験が可能になったため、参加者も倍増。それでも「プロテストの前にもほかの大会があり、試合慣れした中で受験できたのがよかった」と、難関をものともしませんでした。

小学生でプロの夢 父親と毎日練習場通い

 ゴルフを始めたのは5歳のとき。父親の勝臣さんに連れて行ってもらった練習場でドライバーを振ったら大当たり。これに気をよくしたそうです。「フィギュアスケートとバレエを習っていましたが、ゴルフの方が楽しく、小学校に入ったときにゴルフ一本に絞りました」。
 小さい頃から負けず嫌いの性格。ジュニアの大会で優勝を逃すと悔し涙を流し、3年生のときに全国大会で優勝するとプロへの夢を膨らませ、練習にも一層熱が入りました。
 「仕事帰りの父に頼み、練習場で毎日300球以上のボールを打っていました」。高校では関西高校選手権で優勝するなど夢の実現に向けて着実に力を付けていきました。

検査受けプロデビュー 4戦目に予選通過

 昨シーズンはコロナ禍の影響で開幕から中止が相次ぎ、初戦が6月に。試合ごとにPCR検査を受けて臨んだルーキーイヤーは、デビュー戦から3試合続けて予選落ち。それでも「やるべきことをしっかりやろう」と、飛距離アップの練習に取り組んだ4戦目で予選を通過し、初の賞金を獲得しました。
 「攻略が難しいコース設定と(ボールの転がりが)速いグリーンにプロの厳しさを痛感した」という1年目でしたが、一時は首位に立った試合もありトップ10も2度。総額903万円の賞金を手にし、「70点の出来。レギュラーツアーを戦って自信になりました」。

正確なショットで 初戦からトップ10狙う

 家族はプレーを見ることができませんでしたが、母親の有貴さんは「家族旅行にもゴルフバッグを持って行くほど練習し、夢をかなえた我が子を親ながらすごいと思います」。
 今年は飛距離と正確なショットを課題に「しっかりとトレーニングを積み、初戦からトップ10を狙っていきます」。その先にあるのは、小学校の作文に書いたもう一つの夢の米ツアーで戦うことです。

私とふるさと

 市立堀溝小学校と第七中学校に通いました。学校から帰ると、いつもゴルフの練習。あまり遊びませんでした。大会で休むこともあり、試合がなくて登校すると、同級生から「今日はおるんや」と言われたこともありました。
 カラオケが大好き。中学生の頃は家族や友だちとよく歌いに行きました。最高は90点。なんでも歌います。
 テレビなどで豪栄道さん(武隈親方)や又吉直樹さんが寝屋川市出身と知り、すごいなあと思います。私もゴルフで活躍できたらいいな。

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更新日:2021年07月01日