平成31年2月号 「寝屋川市にいっぱい絡んで地元に貢献できる俳優に」俳優 井藤 瞬さん

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ズボンのポケットに手を突っ込みポーズを決めている井藤瞬さんの写真
白いパーカーを着た井藤瞬さんの全体写真

 年男の昨年、漫画家・赤塚不二夫さんの半生を描いたテレビドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」でアシスタント役を演じ、木村拓哉さん主演の映画「検察側の罪人」にも出演しました。
20歳まで寝屋川市で過ごした井藤瞬さんは「もっともっと活躍して、寝屋川市といえば井藤瞬と言われるような俳優になりたい」と熱い思いを語ってくれました。

コンテスト受賞が転機に

 「それまでは、芸能界に入ろうなんて思ってもみませんでした」。転機は、高校3年生の冬に突然やってきました。友人に勧められるままに、若手俳優の登竜門で知られる「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に応募。1万3226人の中から最終審査の11人に残り、審査員特別賞を受賞したのです。
 これを境に世界が変わりました。
「20社以上の芸能事務所から声が掛かり、こんな機会はなかなかないと思うようになりました」。歌手の沢田研二さんのマネージャーだった社長の「スターを育てたい」との口説き文句に心を打たれ、芸能界入りを決めたといいます。

テレビドラマで俳優デビュー

 小さな劇場の舞台などで経験を積み、2年後、壺井栄の小説をドラマ化した「二十四の瞳」でデビュー。
「(分教場で学んだ)小学生12人が成長した青年役の一人でしたが、小豆島ロケで泣きながらイモを食べるシーンでは全然泣けなくて……」と振り返り、役者の苦労や大変さを知ったそうです。
 翌年にはバラエティー番組で初のレギュラーに。舞台や大手化粧品会社のインターネットCMにも出演するなど俳優として活躍の場を広げてきました。

寝屋川市で育った少年時代

 両親が住む寝屋川市には年に2、3回帰るそうです。その度に子どもの頃の思い出がよみがえり、まるでタイムスリップしたような気分に。市立桜小学校に通うときに始めた野球もその一つで、「友好都市の(和歌山県)すさみ町のチームと対戦した親善試合はよく覚えています。試合は負けましたが(笑)」。ポジションは、投手と三塁手。今でも休日になると、東京の草野球チームでもマウンドに立っているそうです。
 また、少年時代には駅で「寝屋川」の文字を見付け、飛び乗った電車は「寝屋川市駅」ではなく「東寝屋川駅」に到着。「駅を降りた景色がいつもと違っていて…。母親に迎えにきてもらいました」と、面白いエピソードも話してくれました。

地元に愛される役者に

 野球少年だった息子の姿に目を細くして見ていた父親も、芸能界入りには猛反対しました。帰省しても口をきかない時期があり、「反抗期だったこともあるのかな」と。しかし、しばらくして「お父さんも応援しているよ」と母から聞いて感謝の気持ちに変わり、今では「尊敬する人は?」と聞かれると、迷わず「父親です」と答えています。
 デビュー7年目となる今年の目標は、レギュラー番組を増やし、映画やCMにも出演すること。「生の臨場感が魅力」という舞台にも積極的に取り組みたいといい、「寝屋川市にいっぱい絡んで地元に愛され、貢献できる俳優を目指したい」と意欲をみせます。

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更新日:2021年07月01日