平成30年10月号 「淀川河川敷や成田山が寝屋川市の原風景」 宝塚歌劇団花組 水美舞斗さん
清く、正しく、美しく 宝塚イズム徹底して学ぶ
駅から続く「花のみち」界隈には多くの熱心なファンが贔屓のスターを入り待ちしています。その並びを抜けて、暫く待っていると、一筋の光りが射すように水美舞斗さんが現れました。長身にショートカットの髪、凛とした佇まいは男役ならではの存在感を放ちます。
生まれも育ちも寝屋川市の水美さんは「小学校のマラソン大会で走った淀川の河川敷や毎年欠かさず初詣で訪れる成田山」が寝屋川市の原風景。3歳の頃からクラシックバレエを習い、「祖母が大の宝塚ファンだった影響で気がつけば華やかな宝塚歌劇に魅せられ」、その後、難関の宝塚音楽学校に入学します。
学校での2年間は、声楽、日舞などの実技科目はもちろん、「親元を離れ、自立しなければならない時に、宝塚歌劇の創設者の教えー清く、正しく、美しくーをモットーに独自の規律を徹底的に学びました」。
95期生として花組に所属 宝塚バウホールで初主演
卒業後は、宝塚歌劇団95期生として花組に所属。今年5月、宝塚バウホール公演『Senhor CRUZEIRO!』=写真下=で初主演したときには、「スタッフの方々、メンバーにも恵まれ、皆を信頼し、助けられながら主演として舞台の真ん中に立つ事ができた。幸せ過ぎる程の時間だった」と振り返ります。『邪馬台国の風』で楽曲を提供した大阪音大・森本友紀准教授も「素晴らしい才能の持ち主。水美さんに誰もが釘づけでした」と、拍手を送ります。
8月の大劇場公演『MESSIAH―異聞・天草四郎―』では、職責と情との間で揺れる幕臣・松平信綱を好演。その役作りのためには、関係本を読み漁り、島原、天草の地を訪ね、「歴史の記憶としての江戸ものを掘り下げて演じる契機になりました」。
自分に足りない役にチャレンジしたい
将来演じたい役柄は「意外になくて、その時に来る役が今の自分に足りないものと、運命的に捉えて、チャレンジしていきたい」と、意気込みを語ります。とはいうものの、年間150日もの舞台とその稽古のため、自由な時間と体力はほとんど残されていません。「ベッドに潜り込む、あの瞬間が至極の時」と、微笑みました。
11月22日~12月16日に全国ツアー公演サスペンス・コメディ『メランコリック・ジゴロ―あぶない相続人―』/スパークリング・ショー『EXCITER!!2018』に出演予定です。
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更新日:2021年07月01日