平成30年9月号 「レビュー春のおどり」で初舞台 OSK日本歌劇団 水葉紗衣 せいら純翔さん
娘役の水葉紗衣さん
男役のせいら純翔さん
キュッ、キュッ、キュー。リズムよくスタジオに響くのはシューズが床に触れる摩擦音です。
ここは大阪市中央区にあるOSK日本歌劇団の研修所。ちょうど在籍1年目となる10人ほどの生徒たちが汗を拭いつつ、レッスンを受けています。
OSK日本歌劇団は、大正11年に「松竹楽劇部」として誕生し、笠置シズ子さんや京まち子さんら多くのスターを輩出しました。解散の危機など幾度の試練を乗り越え、創立96周年を迎える老舗の劇団です。
華やかなレビューに憧れ
スタジオの横のミラーとレッスンバーを備えた部屋で、4月に晴れて劇団員となった寝屋川市出身の水葉紗衣さんとせいら純翔さんにお会いしました。
水葉さんは「幼い頃、母がよく見ていた華やかなレビューに憧れて、小学校1年生からバレエを習い」、せいらさんは「高校の先輩が出演したOSKの舞台を見て感動し、バレエや声楽、音楽教室に通った」のが入団の動機と語ります。高校卒業後、その思いを胸に、2年間の研修所での生活は朝から夜遅くまで声楽や日舞、ダンスなど、レッスン漬けの毎日。その苦労が報われ、二人揃って5月に道頓堀の大阪松竹座での「レビュー 春のおどり」公演で初舞台を踏みました。「憧れのトップスター・高世麻央さんの最後の舞台にご一緒できて感激です」(水葉さん)。
7月には東京・新橋演舞場で「レビュー 夏のおどり」公演を無事終えたばかりです。二人は男役、娘役の違いはありますが、舞台人として成長するための努力の日々はこれからも続きます。
商店街で桜スイーツを買う
寝屋川市の印象を水葉さんは「祖母との香里園駅までの散歩が好きで成田山や緑の木々は目を和ませてくれた」と話し、せいらさんは「子どもの頃はエスポアールで絵本の読み聞かせなど1日遊んでばかり、駅前の商店街では桜スイーツも買いました」と話します。
90年近く歌い継がれてきた劇団のテーマ曲「桜咲く国」をリクエストすると、二人は笑みを浮かべて即興でハモリを入れた生歌を披露してくれました。実に心地よく、未見ながら華やかなレビューを想像させてくれます。
なお、水葉さんは、8月30日からの「MY Dear~OSK ミー&マイガール ~」に、せいらさんは9月11日からの「OSK Revue Café」にそれぞれ出演が決まり、現在、稽古に励んでいます。
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更新日:2021年07月01日