平成29年6月号 ガールズロックバンド yonige

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白いニット帽に青い服を着た女性と赤い服を着たガールズロックバンド(yonige)2名の女性の写真
ガールズロックバンド(yonige)の2名の女性が駅のホームのベンチに座っている写真

「寝屋川が一番」 ガールズロックバンド yonige

 市内で結成された寝屋川の街が大好きなガールズロックバンド「yonige」の活躍に注目が集まっています。一昨年に発表された楽曲のミュージックビデオはインターネット上で250万回も再生され、この4月には3枚目のアルバムで寝屋川がタイトルになった「Neyagawa City Pop」を発表。全国ツアーやロックフェスティバルへの参加などで多忙な中、取材に応じてくれました。
 いずれも22歳になる牛丸ありささん(ボーカル・ギター)、ごっきんさん(ベース・コーラス)の女性2人組。
 牛丸さんは高校生のとき、転入してきましたが、「商店街でたこ焼き屋のじっちゃんとなじみになったり…。街の雰囲気が着飾ってないというか、気取ってない。あちこちに引っ越ししたけど寝屋川が一番自分にしっくりする」。すっかり気持ちの落ち着く街になったそうです。
 ごっきんさんは、生まれてからずっと香里園駅かいわいで育ちました。「小さな頃、一人でおつかいに行くと店の人が『大丈夫?』って声を掛けてくれて優しかった。人と人との関係が密接な土地柄で、以前は雑然としたところもあったけど、そんな風景を含めてめっちゃ好き」。
 市内の別々の高校で活動していた2人でしたが、2013年、それぞれのバンドが解散したのを機に「yonige」を結成しました。なかなかバンド名が決まらず、スマートフォンを当てずっぽうにタッチしてみたところ「y」「n」「g」の文字。「(ローマ字でo、i、eを補うと『よにげ』になって)『夜逃げ?』頭から離れない名前だから」と決めたそうです。
 関西各地のライブハウスでの出演から、全国規模のバンドオーディションに参加するなど活動を拡大。15年夏には初のアルバムで全国デビューを果たしました。明確だけど、一筋縄で捉えられない言葉で失恋や日常をつづった「日本語ロック」に同世代の若者から広く支持を受けています。
 今回のアルバムは、市内の駅、公園、商店街で撮影した写真をジャケットに採用し、タイトルどおり地元への思いのこもった曲が収録されています。中でも1曲目の「ourtime city」は牛丸さんが高校生の頃、感じていたままを歌った作品だそうです。
 今後の目標について、牛丸さんは「女の子の憧れの存在でありたい」、ごっきんさんは「『上へ(のし上がる)』ではなく、『前へ』進んでいくバンドでありたい」と語りました。

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更新日:2021年07月01日