平成30年3月号「三井のお弓行事」

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森本 舜介さん

神社の一角に藁のござの上でじ膝をついて的に向かい弓を引いている写真

 1月7日に行われた、三井のお弓行事の取材に、友呂岐神社へ行きました。
 お弓行事は、毎年成人式の前日に行われています。市唯一の無形民俗文化財でもあり、地元から選ばれた20 歳の男性2人が、身を清めた後に交互に2本ずつ合計12 回矢を放ち、矢の的への当たり具合で今年の天候や豊凶を占います。現在では三井文化保存会が主体となって毎年実施していますが、歴史は古く江戸時代から続いているそうで、当時は屋台が出店するなど、盛り上がっていたそうです。
 今年は地元に住む井上任平さんと小林丈さん=写真左から=が弓を引きます。お弓式直前になると続々と近隣の人たちが集まってきました。射た矢は見事ど真ん中にも当たり、大きな歓声が上がりました。ど真ん中に当たることはめったにないそうで皆さんとても驚かれていました。
 12回分の当たった結果から、今年は全体的に穏やかな一年になりそうと占われました。
 お弓式のあと、2人に話を聞くと「とても緊張し、プレッシャーを感じた」と語り、ど
真ん中に当たったときの気持ちを聞くと「当たった瞬間、とてもうれしかった」と答えてくれました。
 市に江戸時代から続く歴史ある行事があることを今回の取材を通して初めて知ることができました。また、地元の人がとても温かく取材に協力していただき、うれしかったです。今後もこのような行事が続いてほしいと思いました。

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更新日:2021年07月01日