平成29年4月号「ミュージカル『寝屋のはちかづき』」

 2月28日にアルカスホールで、ミュージカル「寝屋のはちかづき」の先行公演会が行われました。市にゆかりのある「はちかづき姫」を題材にしたミュージカルが、今年で4回目を迎えました。
 ミュージカルは音楽や歌、踊り、芝居から出来ていて、舞台や演劇を見たことがない人でも気軽に楽しめるものです。美しい歌声や踊りは舞台上をとても華やかにして、一気に物語の世界に引き込まれてしまいました。
 劇中ではいろいろな音楽が使われていましたが、全ての音楽を2台の電子オルガンで生演奏したり、観音様の登場シーンでレーザーを使ったりして迫力のある演出に驚きました。
 照明やプロジェクターを使って背景やいろいろなシーンを作り出していて、特にはちかづき姫である「はつせ」が川に身投げしたシーンでは、音響と照明と川の流れを表す4人の舞がとても合っていて印象的でした。
 さらに、いろいろな場面で笑いが起きるなど、私が知っている話とはまた違う印象でした。
 多くの人が、一度は聞いたことがあるはちかづき姫の物語ですが、改めてミュージカルになって観ると感じるものは違ってきます。世代を越えて親しまれている寝屋のはちかづきの物語を、いま一度皆さんに触れて欲しいと思いました。