令和5年4月号 「第2回ねやがわ建築賞」

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学生自身が市の窓口などを直接訪問し、その事業について感じたことや思ったことをレポートしています。
今回は、大阪教育大学附属高等学校平野校舎2年生の楠山仁子さん=写真=による「第2回ねやがわ建築賞」です。

大阪教育大学附属高等学校平野校舎2年生の楠山仁子さんの顔写真

「第2回ねやがわ建築賞」授賞式の様子

  2月4日、アルカスホールで行われた「第2回ねやがわ建築賞」の授賞式を取材しました。今年で2度目となるこの事業は、まちのイメージや市民の居住環境に対する意識を向上させることを目的として実施されています。

  現在、市ではまちのリノベーションが推進されていることを皆さんは知っていますか。令和3年にリニューアルされた市立中央図書館や現在建設中の小中一貫校、そして「ねやがわ建築賞」の授賞作品など、多くの魅力的なデザインの建築物が私たちの周りに増えてきています。

  私がこの授賞式を取材して感じたキーワードは「つながる」です。「─立体的につながる・市民とつながる・次の世代とつながる・まちとつながる─」など受賞作品には、それぞれの「つながる」がありました。建物と言えば壁で仕切られた空間を想像しますが、その空間同士をどのようにつなげていくのか。そして、その建物が独立した存在ではなく、周りの道路や家、そしてまちとどのようにつながっていくのか。こうした持続可能な社会の実現に向けた考えが、より良いまちを作っていくと感じました。

  そして今回、私の印象に残った作品は、香里ヌヴェール学院の「食堂計画」です。空きスペースを改装し、食堂の用途だけにとどまらず、教育の場としての役割も果たす建物に生まれ変わっていました。私はこの取り組みが、少子化により増えている空き教室や校舎をもっと実用的に使っていくきっかけになればいいなと思いました。

  私たちの生活に必要不可欠である家や学校、会社の建物は、暮らしをよりよくするためのいろいろな思いや工夫、仕掛けが投影された「モデル」であると今回の取材を通して感じることができました。

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更新日:2023年04月05日