令和5年2月号 「人として当たり前に生きる権利を考えるつどい」

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学生自身が市の窓口などを直接訪問し、その事業について感じたことや思ったことをレポートしています。
今回は、常翔啓光学園高校2年生の内藤萌々香さん=写真=による「人として当たり前に生きる権利を考えるつどい」です。

常翔啓光学園高校2年生の内藤萌々香さんの顔写真

尾木直樹さんによる基調講演の様子

12月3日に市立市民会館で行われた「人として当たり前に生きる権利を考えるつどい」で、尾木ママこと尾木直樹さんの基調講演を取材しました。講演では「学校の現状と子供の人権を考える」というテーマのもと、時にはユーモアを交えながら話をしていてとても楽しい講演会でした。

この取材の中で特に印象に残ったことは「いじめの危険性を学校側は認知できない」というものでした。学校側はいじめを見つけるために、いじめアンケートを実施するところが多いと思います。しかし、「いじめ」という言葉を使うことで難しく考えてしまい、いじめられていることを言い出しにくくなっていると話していました。それを踏まえて京都府では「いじめ」という言葉を「嫌な思い」に置き換えアンケートを実施しているそうです。「嫌な思い」にすれば「いじめ」よりもハードルが下がり言い出しやすくなったり、自分が悪いことをしたと理解できたりする効果があるそうです。

私も「今振り返ればいじめといえるような」経験をしたことがあり、その頃の私は少し嫌がらせをされているだけだと思っていて誰にも言い出せずにいました。だから、この取り組みが広まってあの頃の私と同じ思いで苦しんでいる人が一人でもいなくなり、当たり前の生活が当たり前に送れるそんな市になってほしいと思います。

この記事を通して多くの学生に人権やいじめについて興味を持ってもらえたらうれしいです。

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更新日:2023年03月01日