令和5年1月号 「いじめ対策サミット」
学生自身が市の窓口などを直接訪問し、その事業について感じたことや思ったことをレポートしています。
今回は、香里ヌヴェール学院高等学校2年生の水野月乃さん=写真=による「いじめ対策サミット」です。
広瀬市長による取組発表の様子
12月3日、市立市民会館で行われた「いじめ対策サミット」を取材しました。私がこのサミットを取材しようと思ったのは、ほかの自治体で起きたいじめ事件についてのテレビ番組を見たことがきっかけです。胸が痛くなる内容でしたが、その中で寝屋川市のいじめ対策が紹介されていて、関心を持ちました。
今回のいじめ対策サミットでは、寝屋川市、旭川市、可児市、八尾市の4市長がディスカッションで「いじめ」に対する考えを来場者に伝えていました。各市長が話した内容やディスカッションを熱心に聞いている人が多かったです。シルバー世代も多く参加していて、子育て世代以外の関心の高さがうかがえました。
サミットでは、「いじめ」について先生だけが対応するのではなく、寝屋川市独自の行政的アプローチを導入している話が印象深かったです。ほかにも私にはまだ難しい話がたくさんありましたが、各市長のいじめに対する本気度や、自分の市のいじめ問題を減らそうという熱い思いを感じました。
現在、寝屋川市では「いじめを受けている児童・生徒」だけではなく、「いじめをしている児童・生徒」の聴き取りも行っています。被害者側だけではなく加害者側にも聞くことは素早いいじめ解決につながると思いました。
いじめ対策サミットは、動画をアーカイブ配信しているとのことですので、いろいろな立場の人にぜひ見ていただきたいです。今後も、子どもたちの小さなSOSを見逃さず対応し、みんなが安心して楽しく学校に通える、いじめゼロの街になることを期待しています。
更新日:2023年02月27日