令和3年12月号 「リラット3周年記念イベント」

学生自身が市の窓口などを直接訪問し、その事業について感じたことや思ったことをレポートしています。
今回は、同志社国際高等学校2年生の竹内恵麻さん＝写真＝による「リラット3周年記念イベント」です。

11月3日、7月にオープンから3周年を迎えたリラットを取材しました。リラットは子どもの遊び場だけでなく、子育て相談や子どもを預かってくれるサービスなどが完備されている、子どもを持つ家庭や妊娠中の人とそのパートナーを対象とした子育て総合支援拠点です。
今回取材した3周年記念イベントは、新型コロナウイルスの影響で、当初予定していた7月に開催できませんでした。しかし「利用者に笑顔を届けたい」という職員の強い思いから、開催時期を慎重に考えた結果、11月にイベントを開催することができました。
子どもたちは、自分で色を塗った車の絵が画面に映し出されて走り出すペーパークラフトやうちわ作り、魚釣りを体験し、最後には紙芝居を鑑賞しました。一人のお母さんにお話を聞いてみたところ、「あまり子どもの遊び場がない状況で、このように子どもが伸び伸びと遊べる場所があるのはありがたい」と話してくれました。
今回初めてリラットを訪れて気付いたのは、リラットは子どもを遊ばせるだけでなく、子育てについて相談できるということです。保育士の資格を持つ子育てコンシェルジュなどが育児相談を担当するため、日ごろ打ち明けにくい悩みなども相談しやすくなっています。また、パパママ教室やクッキング、ヨガなどの講座も開催されていて、保護者がリフレッシュできる環境を作っていることを知りました。
取材を通して、子どもが楽しめるだけでなく、保護者もリフレッシュできるように万全に準備されている施設であるということ、そして一人一人の職員の努力と工夫は素晴らしく、不安に思っている人にはとても心強いなと感じました。このような施設は私が子どもの頃にはなかったため、私が将来家庭を持つことになったら、ぜひリラットを利用したいです。