令和3年9月号 「新・中央図書館」

学生自身が市の窓口などを直接訪問し、その事業について感じたことや思ったことをレポートしています。
今回は、龍谷大学2年生の酒井玲奈さん＝写真＝による「新・中央図書館」です。

8月10日、新しく開館した市立中央図書館を取材しました。この図書館は、大阪府北部地震の影響で閉館していた中央図書館をアドバンスねやがわ1号館4階に移転したものです。寝屋川市駅から近い立地で、気軽に立ち寄りやすくなっています。館内は黒を基調としていて落ち着きがあり、国産の木で作られた書架がぬくもりを感じさせます。また、書架に埋め込まれた席や書架に囲まれたソファー席などいろいろな形態の座席があるため、それぞれのお気に入りの場所でゆっくりと読書ができます。
私が実際に利用してよかったと感じた点の一つ目は、自動貸し出し機です。利用カードをかざして借りたい本を置き、冊数を選ぶだけで本を借りることができます。操作はとても簡単で、子どもからお年寄りまで利用しやすいと感じました。二つ目はセルフ予約資料コーナーです。事前に予約した資料が用意されているかを予約照会機で確認し、棚から取り出します。そして、自動貸し出し機で貸し出しの手続きを行います。これらは非接触で利用できるサービスですので、新型コロナウイルス対策にも有効と感じました。三つ目は読書記録機です。読書記録帳に借りた日付と本のタイトル、著者名、金額が記録できます。通帳のように印字できるため、読書がより楽しくなりそうです。 他にもカフェが併設されていたり、Wi-Fiや電源が使用できたりするなど、思い思いの過ごし方ができる空間になっていると思います。
これまでとは違ったまったく新しい図書館ですので、普段あまり読書をしない人にとっても、本が身近な存在になるかもしれません。仕事帰りや学校帰り、買い物の際などに利用してみてはいかがでしょうか。