令和2年2月号「三井のお弓行事」

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増井啓人さんの顔写真

増井 啓人さん

友呂岐神社で若者2人が紋付・かみしも姿で弓を引いており、その様子を見に訪れた見物客の写真

三井のお弓行事の様子

 1月12日に三井のお弓行事が友呂岐神社で行われました。お弓行事は毎年成人式の前日に行われています。
 市の無形民俗文化財でもあり、地元から選ばれた20歳前後の男性二人が身を清めた後、交互に2本ずつ計12回矢を放ち、的に当たった場所などから今年の天候や災害の有無、豊凶などを占います。お弓行事の歴史は古く、江戸時代から続いているそうで、当時から大変盛り上がっていたそうです。現在では、三井文化保存会が主体となって行われています。
 お弓行事が始まる直前になると会場には多くの人が集まってきました。今年は地元に住む佐々木謝(ささきせい)さんと久保田大喜(くぼただいき)さんが弓を引きました。
 12回矢が放たれ、その内9回は的に当たりました。12回分の結果から今年の天候などが占われました。占いによると、今年の夏は暑くなるものの12月頃は穏やかな気候となるそうです。
 久保田さんは「難しかったが、一度的に当てることができると自信がついた」と話し、佐々木さんは「伝統的な行事に携わることができて良かった」と笑顔を見せてくれました。
 江戸時代から続く歴史ある行事が寝屋川市にあるということを今回の取材を通して初めて知ることができました。今後もこの伝統ある素晴らしい行事が続くことを願っています。

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更新日:2021年07月01日